2017年山陰スポーツ10大ニュース 鳥取 ホープ躍動際立つ

 プロスポーツから中高生を含めたアマチュアまで国内外のひのき舞台で島根、鳥取両県のアスリートたちが輝いた。3年後に迫った東京五輪・パラリンピックを目指す郷土出身のホープたちも躍動した2017年。山陰中央新報社が今年の山陰両県の「スポーツ十大ニュース」を選んだ。

【1】女子ゴルフで初の賞金女王に輝き、花束を手に笑顔を見せる倉吉北高出身の鈴木愛=11月26日、宮崎CC
【1】鈴木愛初の賞金女王(11月)
 女子ゴルフで倉吉北高出身の鈴木愛が賞金総額約1億4012万円で初の賞金女王に輝いた。日本勢では2013年の森田理香子以来4季ぶり。11月の最終戦ツアー選手権リコー杯で決めた。13年のプロテスト合格から5年目の今季は武器のパッティングに加え、ショットが向上。ツアー2勝を含めトップ10入り16度(出場29試合)の安定感でトップに上り詰めた23歳は試合後、「東京五輪で優勝できるように頑張っていく」と誓った。



【2】日本代表の最終ラインで存在感を発揮し、6大会連続のW杯出場に貢献した米子北高出身のDF昌子源(鹿島)=東京都内
【2】サッカー昌子W杯出場に貢献(8月)
 サッカー日本代表で米子北高出身のDF昌子源(J1鹿島)が6大会連続のワールドカップ(W杯)の出場権獲得に貢献した。来年6月のW杯ロシア大会出場を決めた8月のアジア最終予選・オーストラリア戦に先発フル出場し、無失点に封じた。鹿島でも不動のセンターバック。2季連続のJ1ベストイレブンに輝いた。






【3】全日本相撲選手権を制し、初のアマチュア横綱に輝いた西郷智博(鳥取県庁)=12月3日、両国国技館
【3】鳥取城北勢アマチュア相撲席巻(通年)
 相撲のアマチュア、学生、高校でそれぞれ鳥取城北高の相撲部員やOBが「横綱」となった。12月の全日本選手権は西郷智博(鳥取県庁)が初制覇。実業団横綱ら難敵を破り、社会人で6年ぶりの栄冠を手にした。全国学生選手権は中島望(日大)、全国高校総体はアマルトゥブシンン・アマルサナー(鳥取城北)が優勝した。







【4】飛び込みの国際大会・FINAダイビンググランプリの女子シンクロ板飛び込みで銀メダルに輝いた三上紗也可(米子DC、左から2人目)=5月6日、プエルトリコ
【4】飛び込み三上シニア代表入り(5月)
 飛び込み女子の三上紗也可(米子DC、米子南高)が初のシニア日本代表入り。5月にプエルトリコであった国際水泳連盟主催「FINAダイビンググランプリ」で高知の選手と組んだ女子シンクロ板飛び込みで銀メダルを獲得した。国内でも6月の日本室内選手権高飛び込み、9月の日本選手権シンクロ板飛び込みで優勝と力を示した。







【5】ボクシング日本ライト級で県出身13年ぶりの日本王者に就いた倉吉市出身の西谷和宏(VADY)=3月4日、東京・後楽園ホール
【5】ボクシング西谷日本王者、小川高校王者(3月)
 プロ、アマとも活況のボクシング。日本ライト級で倉吉市出身の西谷和宏(VADY)が3月、県出身13年ぶりの日本王者に。高校で男子ライトフライ級の小川達也(境港総合技術)が3月のアジアユース準優勝、全国選抜優勝。女子も木下鈴花(米子南)入江聖奈(米子西)が今月、全日本女子選手権(少年)で頂点に立った。







【6】ボルダリングのユース日本選手権、アジアユースを制し、世代トップの実力を示した高田こころ(鳥取中央育英高)=10月3日、西条市西条西部体育館(写真は愛媛国体)
【6】ボルダリング日本ユース高田初V(5月)
 5月に倉吉市で行われたスポーツクライミングの第3回ボルダリングユース日本選手権のジュニア(1998、99年生まれ)女子で高田こころ(鳥取中央育英高)が初優勝に輝いた。ジュニア日本代表として7月のアジアユース選手権でも優勝。ボルダリング、リードの2種目で8月の世界ユース選手権にも出場した。








【7】愛媛国体カヌー・ワイルドウオーター成年女子カヤックシングルスプリントで3連覇を果たした福本かな子(皆生養護学校教)=9月12日、寺家カヌー競技場
【7】国体カヌー福本3連覇(9月)
 9月の愛媛国体カヌー・ワイルドウオーター成年女子カヤックシングルスプリントで、41歳のベテラン福本かな子(皆生養護学校教)が3年連続5度目の優勝を果たした。2レースともトップタイムの快勝。同カヤックシングル1500メートルでも3年連続の2位。激流下りで持ち味の回転力の高いパドリングが光った。









【8】初のJ3最下位。最終戦も0-3で大敗し、ホームのサポーターに頭を下げる森岡隆三監督(手前)=12月3日、とりぎんバードスタジアム
【8】J3ガイナーレ初の最下位(3~12月)
 サッカーのJ2から降格4季目のJ3ガイナーレ鳥取が初の最下位となる17位。全16チームだった前年の15位を下回った。元日本代表DFの森岡隆三氏を新指揮官に迎えた1季目。若手育成の手腕が期待されたが、通算4勝9分け19敗の勝ち点21、総得点31、総失点63点に終わった。降格の規定はなく、来季もJ3で戦う。





【9】東京五輪・パラリンピック事前キャンプの鳥取開催が決まり、記念撮影するジャマイカ五輪協会のクリストファー・サミューダ会長(左から3人目)、鳥取県の平井伸治知事(同4人目)ら=11月8日、鳥取市
【9】ジャマイカの東京五輪キャンプ決定(11月)
 2020年東京五輪・パラリンピックでジャマイカ選手団の事前キャンプの鳥取開催が決まった。山陰両県で第1号。県とジャマイカ五輪協会(JOA)などが11月、包括協定を締結し、地域間の交流促進などに期待を寄せた。07、15年には世界陸上の事前キャンプの開催実績があり、全競技の受け入れが決まった。






【10】全国高校サッカー選手権鳥取県大会8連覇を果たした米子北イレブン。初参戦のプレミアリーグでは西地区7位で残留を決めた=10月28日、とりぎんバードスタジアム
【10】サッカー米子北高プレミア残留(12月)
 サッカーのユース年代のトップリーグ、高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグに初昇格した米子北高は通算4勝5分け9敗、勝ち点17の西地区7位で残留を決めた。総得点18は地区最少と苦しんだが、総失点24は地区4位タイ。持ち味の堅守で県大会8連覇も果たし、年末年始の全国高校選手権で躍進を期す。

2017年12月25日 無断転載禁止

  • 47クラブ