2017年山陰スポーツ10大ニュース 島根 大舞台で強さ発揮

 プロスポーツから中高生を含めたアマチュアまで国内外のひのき舞台で島根、鳥取両県のアスリートたちが輝いた。3年後に迫った東京五輪・パラリンピックを目指す郷土出身のホープたちも躍動した2017年。山陰中央新報社が今年の山陰両県の「スポーツ十大ニュース」を選んだ。

【1】Bリーグ2季目のB1昇格を決め、横断幕を広げて喜ぶ島根スサノオマジックの選手たち=5月14日、松江市総合体育館
【1】スサマジ悲願のB1昇格(5月)
 バスケットボール男子島根スサノオマジックが5月、松江市総合体育館で行われたBリーグ2部(B2)のプレーオフ準決勝で広島ドラゴンフライズを破り悲願の1部(B1)昇格を決めた。9月開幕のB1では10月のホーム開幕戦で初勝利。相手は元米NBA選手の田臥勇太を擁する王者・栃木ブレックスだった。苦しい戦いが続く強豪ぞろいのB1で佐藤公威主将は「期待に応えられるようパフォーマンスを上げる」と巻き返しを期す。



【2】愛媛国体開会式で入場行進する島根県選手団。1994年以来の天皇杯30位台となる38位と健闘した=9月30日、愛媛県総合運動公園陸上競技場
【2】えひめ国体天皇杯38位(9、10月)
 9、10月に愛媛県などで行われた第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」で、島根は男女総合成績(天皇杯)で現行得点方式となった2003年以降最高の806点をマーク。順位の38位も、1994年の愛知国体以来23年ぶりの40位台突破だった。ホッケー、ラグビーのほか、ソフトテニス、カヌーなどで健闘が光った。



【3】講道館杯全日本柔道体重別選手権男子81キロ級で初優勝した平田高出身の佐々木健志(筑波大)=11月11日、千葉ポートアリーナ
【3】柔道佐々木講道館杯V、松村高校王者(通年)
 柔道で東京五輪を狙う佐々木健志(筑波大、平田高出)が11月の講道館杯全日本体重別選手権男子81キロ級で初優勝。12月のグランドスラム東京大会女子70キロ級で大野陽子(コマツ、浜田一中出)も頂点。男子無差別級の松村颯祐(開星高)は3月の全国高校選手権制覇。4月の全日本選手権で史上8人目の高校生出場も果たした。








【4】愛媛国体ホッケー少年男子で8年ぶり5度目の優勝を果たした横田高イレブン=10月5日、松前町ホッケー公園ホッケー場
【4】中高ホッケーで全国制覇(10、11月)
 お家芸のホッケーで中高生が実力発揮。10月の愛媛国体で少年男子の横田高が、岩手(選抜)との同点優勝で、8年ぶり5度目の頂点。少年女子でも横田高は準優勝。11月の全日本中学生都道府県対抗11人制選手権では横田、仁多選抜の男子が2年ぶり5度目の頂点に立ち、来夏地元開催の全日本中学生選手権に弾みをつけた。







【5】シーズンを通じて安定した投球でチームを支えた雲南市出身の福山博之(楽天)=Koboパーク宮城
【5】福山、梶谷プロ野球盛り上げる(通年)
 プロ野球楽天で雲南市出身の福山博之(大東高出)が6勝7セーブ23ホールドと大車輪の活躍だった。DeNAの梶谷隆幸(開星高出)は初の日本シリーズ出場、白根尚貴(同)は初本塁打。開幕投手を務めたソフトバンクの和田毅(浜田高出)、開幕1軍入りの阪神のルーキー糸原健斗(開星高出)は悔しいけがの離脱となった。






【6】夏季デフリンピック競泳男子で金三つを含む9個のメダルを獲得した大田市出身の藤原慧(日大)=7月29日、成田空港
【6】デフリンピック藤原メダル9個(7月)
 聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「第23回夏季デフリンピック」(7月・トルコ)に競泳男子で大田市出身の藤原慧(さとい)(日大)が初出場し、金三つを含むメダル9個を獲得した。1500メートル自由形は自身のろう者世界記録を3秒06更新する15分37秒64で優勝。このほか400メートル自由形、400メートル個人メドレーで金だった。







【7】テニスの四大大会で今季最後の試合となったウィンブルドン選手権の男子シングルス3回戦でサーブを放つ錦織圭。右手首のけがでシーズン後半全試合を欠場した=7月7日、ウィンブルドン(共同)
【7】錦織圭右手首故障で夏以降欠場(8月)
 男子テニスでプロ転向10年目の錦織圭(日清食品、松江市出身)が8月の練習中、右手首にけが。以降全試合を欠場した。2009年以来の長期休養。3回戦で敗れた7月のウィンブルドン選手権までで四大大会連続出場は「21」で途切れ、14年9月から守ったトップ10からも陥落。来季の復帰を目指し、リハビリを続けている。









【8】南東北総体陸上男子110メートル障害で山陰両県勢として1992年以来の優勝を果たした勝田築(開星)=8月2日、NDソフトスタジアム山形
【8】110メートル障害勝田、総体山陰勢25年ぶりV(8月)
 8月のインターハイ・南東北総体陸上男子110メートル障害で、中国総体2位の勝田築(開星高)が14秒19で優勝を果たした。山陰両県勢で1992年以来25年ぶりの栄冠。決勝は向かい風0.7メートルの中、持ち味のスプリント力で加速し、2位に0秒11差をつけた。大会後は日・韓・中ジュニア交流競技会日本代表にも選ばれた。







【9】ボクシング日本フェザー級で県出身初の日本タイトルを獲得した出雲市出身の大橋健典(角海老宝石)=12月1日、後楽園ホール(Naoki Fukuda提供)
【9】ボクシング大橋島根出身初の日本王者に(12月)
 日本ボクシングコミッション(JBC)日本フェザー級タイトル戦で出雲市出身の大橋健典(角海老宝石)が今月1日、王者・坂晃典(仲里)に5回KO勝ち。プロ9年目の初タイトル戦を制し、県出身初の日本王者となった。アマチュアでは全日本女子選手権少年ライトフライ級で岩田吏加(出雲北陵高)が県勢初優勝に輝いた。








【10】南東北総体カヌー・スプリントで男子カナディアンシングル200メートルを制し、500メートルとの2冠に輝いた中尾一稀(出雲農林、手前)=8月10日、月山湖カヌースプリント競技場
【10】高校カヌー・スプリント中尾総体2冠(8月)
 8月のインターハイ・南東北総体カヌー・スプリントの男子カナディアンシングルで中尾一稀(出雲農林)が山陰両県勢初となる200メートル、500メートルの2冠を達成した。同月の日本ジュニア選手権は同200メートルで優勝。18歳以下のジュニア日本代表として、10月のアジア選手権(カナディアンペア)にも出場した。

2017年12月25日 無断転載禁止

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