きらめく星 昼間の月

青空に浮かぶ雲と月=6月2日、大田市三瓶町で撮影(さつえい)
青空の中にぽっかり浮かぶ

 昼間に月を見たことがありますか。きっと多くの人が青空の中にぽっかり浮(う)かぶ白い月を目にしたことがあると思います。月には夜のイメージがあるかもしれませんが、月の出ない夜もありますし、太陽と一緒(いっしょ)に月が出ているときもあります。

 なぜ昼間でも月が見えるかといえば、それは月が明るいからです。

 実は星も昼間に出ています。ただ、太陽と青空の明るさに負けてしまって、星の光を見ることができません。例えばリゲルはオリオン座(ざ)で最も明るい星ですが、それでも昼間はまったく見えません。

 ところが、月は半月(はんげつ)でもリゲルの約1万倍の明るさがあります。満月に近づけば、さらにその10倍ぐらいの明るさになります。地球の近くで太陽の光を反射(はんしゃ)している月はこんなに明るく、空の明るさにも負けず見えるのです。

 昼間の月を見つけてみましょう。新聞本紙には「あすのこよみ」という欄(らん)があって、月の形と月の出、月の入りの時刻(じこく)が載(の)っています。月は東から昇(のぼ)って西に沈(しず)みますから、見ようとする時刻に月がどのあたりにあるのか見当がつきます。昼の空に偶然(ぐうぜん)月が見えたときも幸せですが、自分で予測(よそく)して探(さが)せたのならもっとうれしいでしょうね。

 昨日26日が半月で、これから年末にかけては、半月を過(す)ぎてどんどん太っていく月が見られます。青空の中でも明るく、存在感(そんざいかん)を放(はな)つことでしょう。山陰(さんいん)の冬は雲に閉(と)ざされがちですが、たまにある晴れ上がった日には、空を見上げてください。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)

2017年12月27日 無断転載禁止

こども新聞