デフリンピック競泳メダリスト・藤原さん 大田市長表彰

表彰状を手にする藤原慧さん(左)と楫野弘和市長
 聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「第23回夏季デフリンピック」(7月、トルコ)の競泳男子で金三つを含む9個のメダルを獲得した島根県大田市波根町出身の藤原慧(さとい)さん(22)=日本大4年=が28日、同市初の市長表彰を受けた。藤原さんは、大会出場が「心の成長につながった」と振り返り、デフリンピック連覇への意欲を示した。

 市長表彰は、市民に感動と希望を与えた功績をたたえようと市が創設し、授与を決定。大田市大田町の市役所であった表彰式で、楫野弘和市長が藤原さんに表彰状を手渡した。

 同大会初出場の藤原さんは1500メートル自由形、400メートル同、400メートル個人メドレーで金メダル。他の種目でも銀4個、銅2個を手にした。光り輝く9個のメダルを目の当たりにした楫野市長は「大田からこのような素晴らしい選手が生まれたことは、大変誇らしい」とたたえた。

 藤原さんはデフリンピックに参加し、明るく、前向きな選手たちと出会い、「聴覚障害にマイナスのイメージしかなかった自分が恥ずかしくなった。これからはオープンに生きていこうと思えた」と心情を明かした。

 大学卒業後は企業に勤めながら競技を続行する意向を示し、4年後の次回大会に向けて「連覇を目指して努力したい」と述べ、2大会連続の金メダル獲得を狙うと意気込んだ。

2017年12月29日 無断転載禁止