輝(き)らりキッズ ボート全国トップ級の実力 中学シングルスカル

昨年秋、新人戦制(せい)す

今年は選抜(せんばつ)(3月)と選手権(7月)V目指す

釜田 佳典(かまだ よしのり)さん (境一中2年)

全国大会での優勝を目指し練習に励む釜田佳典さん=錦海ボートコース
 ボート競技(きょうぎ)の盛(さか)んな鳥取県に将来(しょうらい)が楽しみな中学生がいます。境港(さかいみなと)市立第一中学校2年の釜田佳典(かまだよしのり)さん(14)(米子漕艇(よなごそうてい)クラブ)。身長178センチ、体重64キロの恵(めぐ)まれた体格(たいかく)で、昨年秋の全国大会新人戦では安定したリズムでストロークを刻(きざ)み優勝(ゆうしょう)。国内外で活躍(かつやく)する地元の先輩(せんぱい)の姿(すがた)を大きな目標に、仲間とともに練習に励(はげ)んでいます。

 釜田さんは小学3年から野球をしていましたが、小学6年の時に偶然(ぐうぜん)、米子市西町の湊山(みなとやま)公園の錦海(きんかい)ボートコースで練習する選手を見て「楽しそう」と感じ、中学入学とともに米子漕艇クラブに加入しました。左膝(ひだりひざ)を痛(いた)めたこともあり、昨年春からボートに専念(せんねん)。週末に錦海コースで12~15キロ漕(こ)ぐほか、週2、3回は放課後に湊山公園の艇庫(ていこ)で筋力(きんりょく)トレーニングに励み、自宅(じたく)で体幹(たいかん)を鍛(きた)えています。

杉村正男監督(右)からアドバイスを受ける釜田佳典さん(右から2人目)ら米子漕艇クラブのメンバー=米子市西町、湊山公園
 少しずつ力を付け、昨年7月の福井(ふくい)県での全日本中学選手権(けん)男子シングルスカル(1000メートル)で2年生ながら5位に入ると、昨年9~10月に岐阜(ぎふ)県で開かれた全国中学校新人競漕大会男子シングルスカル(同)で努力が実りました。

 6艇で争った決勝では、得意のスタートダッシュを決め先頭に立つと、「最後は気持ちが強い方が勝つ」との石畑芳明(こくはたよしあき)コーチ(58)の言葉を胸(むね)に終盤(しゅうばん)もペースを緩(ゆる)めず、2位に3秒以上差をつけゴール。「先行逃(に)げ切りのレースができた。不安はあったけど、優勝できてうれしかった」と振(ふ)り返ります。

 次の目標は、3月の全国中学校選抜(せんばつ)大会と7月の全日本中学選手権での優勝。「全国には同じようなタイムの選手がいるけど、負けないよう努力をし1位を目指す」と力を込(こ)めます。

 石畑コーチは「のんびりした性格(せいかく)だけど、真面目(まじめ)で感性豊(かんせいゆた)か。運動能力(のうりょく)も高い」、県ボート協会副会長でクラブの杉村正男監督(すぎむらまさおかんとく)(63)も「将来は世界で活躍する選手に成長し鳥取のボートの層(そう)を厚(あつ)くしてほしい」と期待を寄(よ)せます。

 釜田さんが憧(あこが)れを抱(いだ)くのは、ともに鳥取県出身でリオデジャネイロ五輪に出場した冨田千愛(とみたちあき)選手と、インターハイなど高校3冠(かん)を達成した古田直輝(ふるたなおき)選手の2人。

 「高校でも活躍し、世界でも戦えるような選手になりたい」。錦海ボートコースで練習を重ねて大きく飛躍(ひやく)していった先輩を目標に、努力と周囲の支(ささ)えを推進力(すいしんりょく)に前へ進みます。    

プロフィル

【好きな食べ物】バナナ
【好きな教科】理科
【趣味(しゅみ)】スポーツ観戦
【将来就(しょうらいつ)きたい職業(しょくぎょう)】
     自衛隊員(じえいたいいん)

2018年1月10日 無断転載禁止

こども新聞