輝(き)らりキッズ 長距離界リード 島根県中学陸上

限界(げんかい)に挑(いど)み達成感味わう

県中学総体(そうたい) 2年1500と全学3000メートル制す

伊藤 蒼唯(いとう あおい)さん 河南中(出雲)2年

寒空の下練習に励む伊藤蒼唯さん=出雲市神門町、河南中学校グラウンド
 出雲(いずも)市立河南(かなん)中学校の陸上部に所属(しょぞく)し、長距離(ちょうきょり)ランナーとして活躍(かつやく)する2年の伊藤蒼唯(いとうあおい)さん(14)は、島根県中学校総合(そうごう)体育大会で1500メートルと3000メートルで優勝(ゆうしょう)するなど、多くの大会で結果を残しています。最終学年となる今年は「どのレースでも勝ちたい」と意気込(いきご)んでいます。

 「タッタッタ」。昨年12月下旬(げじゅん)、同校グラウンドで伊藤さんが黙々(もくもく)とランニングを行っていました。軽(かろ)やかな足の運びでリズムの良い足音が鳴り、どんどん前へと進んでいきます。練習の前には同部のチームメートと声を掛(か)け合いながら一緒(いっしょ)に足を素早(すばや)く動かすアップを行い、自然と笑(え)みがこぼれました。

 伊藤さんは、長距離選手だった父と祖父(そふ)の影響(えいきょう)を受け、小学2年ごろから陸上を始めました。記録会に参加するようになると「思ったよりタイムが良くて、楽しく感じるようになった」と振(ふ)り返ります。

 河南中に入学後、陸上部に入部し、ジョギングやインターバル走などで汗(あせ)を流します。練習する際(さい)には、腕(うで)の振りや体幹(たいかん)、足の着き方などを意識(いしき)しています。

 レースでは、前半から飛ばして先頭に立ち、後半は粘(ねば)って常(つね)にリードを保(たも)つのが特徴(とくちょう)です。長距離走の魅力(みりょく)について「練習はきついけど、自己(じこ)記録をどんどん更新(こうしん)していくことで達成感が味わえる」と語ります。

陸上部のメンバーと足を動かして準備運動をする伊藤蒼唯さん(右手前)=出雲市神門町、河南中学校グラウンド
 昨年夏にあった県中学総体では、3000メートルと2年1500メートルで優勝し、中国中学校陸上選手権(せんしゅけん)でも1500メートルで7位に入賞。同年10月の記録会では、3000メートルで8分56秒54を記録し、全国標準(ひょうじゅん)記録を上回る好タイムを出しました。

 団体競技(だんたいきょうぎ)でもチームを引っ張(ぱ)ります。伊藤さんが所属する河南中陸上部は駅伝の強豪(きょうごう)校で、昨年の県中学校駅伝競走大会で3連覇(れんぱ)を達成。伊藤さんは1区を走り、区間賞を獲得(かくとく)して優勝に貢献(こうけん)し、最優秀(さいゆうしゅう)選手賞に輝(かがや)きました。

 同部のキャプテンを務(つと)める2年の福田翼(ふくだつばさ)さん(14)は伊藤さんについて「明るくて面白いムードメーカー。走りには勢(いきお)いがある」と信頼(しんらい)を寄(よ)せます。

 3年生となる今年は、個人(こじん)で3000メートル8分30秒を目標に設定(せってい)。中学駅伝では県大会4連覇と、全国大会での入賞を目指します。「自分は負けず嫌(ぎら)い。もっと速くなりたい」と話す伊藤さん。今日も自分自身の限界(げんかい)に挑戦(ちょうせん)しています。

プロフィル

【好きな教科】体育
【好きな食べ物】カレーライス
【趣味(しゅみ)】走ること
【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】オリンピック出場

2018年1月17日 無断転載禁止

こども新聞