新しい「美郷ふるさとカルタ」完成 町の魅力を網羅

「美郷ふるさとカルタ」をPRする芦矢修司会長(左)ら
 島根県美郷町教育委員会がこのほど、町民の協力を得て新しい「美郷ふるさとカルタ」を完成させた。通常より取り札と読み札が多い各100枚で、町の魅力を網羅した。町内の保育園や小中学校、公民館などに配るほか、近く一般向けに販売する。関係者は「楽しみながら、町の魅力を発見してもらえればうれしい」と話している。

 読み札は縦10.5センチ、横7.4センチ。石見銀山街道にちなんだ「森原古道広げて固めた銀の道」や、イノシシを地域資源にした「肉も皮も全て活用『山くじら』」、町教委が力を入れる「ICTわかる授業の手助けに」など、文化財や産業、教育など幅広い題材を取り上げた。

 裏面に解説を記載。ふるさと学習に活用してもらうのが狙いで、取り上げた名所などを落とし込んだ地図も作った。取り札は横長で同サイズ。

 多様な遊び方ができるのも特徴。通常の五十音かるた(46枚)と違い、例えば「い」の札は4枚あり、最初の一字を聞いだけでは判断できない難しさと面白さがある。枚数を減らして46枚で遊ぶこともできる。また、20枚ずつ赤や青、黄色など5色に色分けした。色別の20枚を使えば覚える枚数が少なくなり、小学校低学年でも楽しめる。

 既存のふるさとカルタは、平成の合併前に旧町村で作成したものを混ぜ合わせて使っている。町の変化を反映させようと、町教委が2017年4月、文化財保護審議会委員や小学校関係者らによる作成委員会を立ち上げた。メンバーが題材を出し合い、現地取材するなどして取り札に添える写真を収集。同年8月に委員5人の編集委員会を組織し、130枚以上あった候補の中から絞り込んで完成させた。

 両委員会で会長を務めた邑智鴨山かるた会の芦矢修司会長(69)は「一家に一つ置き、世代を超えて楽しんでもらいたい」と、普及を期待している。

 販売価格は千円。問い合わせは町教委、電話0855(75)1217。

2018年1月22日 無断転載禁止