駆除イノシシの資源化テーマに 津和野・日原小でジビエ学習

「ジビエ学習」でイノシシのはく製を見る児童たち
 島根県津和野町で有害駆除されているイノシシの資源化をテーマにした「ジビエ学習」が26日、同町日原の日原小学校であった。同日に町産イノシシ肉を使ったメニューが給食で提供されたのに合わせた取り組みで、肉のブランド化に取り組んでいる町集落支援員の栗原紗希さん(29)らが講師を務め、3年生15人が捕獲方法や急速凍結装置(CAS)を使った鮮度保持の取り組みなどを学んだ。

 同町産のイノシシ肉の活用は、栗原さんが、2015年に町が導入したCASを使い、鮮度の管理などに従事。町内の料理店で食材として活用され、用途が拡大している。

 この日は、町内の全6小中学校の給食でイノシシ肉を使ったカレーライスが約500食分、提供されるのに合わせ、町がジビエ学習を企画。いずれも狩猟免許を持つ栗原さんと有害鳥獣担当の町農林課職員、吉川健太さん(23)が講師を務めた。

 吉川さんは、町内に狩猟免許を持った人が112人おり、3人に1人は70歳以上であることや、生息数と捕獲量のバランスを取りながら、畑の作物を守るため、わななどで捕獲していると説明した。

 栗原さんは、ハムやカルビ丼など肉の使途を紹介し、「皆さんは給食センターの人たちのおかげで、イノシシ肉を食べられる」と呼び掛けた。

 児童たちは、町が用意したイノシシのはく製も見学。石田星成(せな)君(9)は「猟師の人がいて初めて、イノシシが食べられると分かった」と話した。

2018年1月26日 無断転載禁止