カフェが「バル」に一新 銀山観光と食の拠点に

イタリアンのバルとしてリニューアルオープンした「ZUIENT」の店内
 世界遺産・石見銀山遺跡の中核地域、大田市大森町の「カフェ・カリアーリ石見銀山本店」がこのほど、パスタやワインも提供する本格派のイタリアンのバル(酒場、飲食店)「ZUIENT(ズイエント)」としてリニューアルオープンした。営業終了時間も午後5時から同11時へと大幅に延長。観光客らの満足度向上や、滞在時間の延長につながると期待される。

 大森町の趣ある町並みの入り口付近に位置し、駐車場にも隣接するZUIENTがオープンしたのは、11日。運営会社によると、新たなコミュニティーを創出する場となることへの願いを込めたといい、店名は「縁に従う者たちが集う場」を意味する「随縁杜(ずいえんと)」という造語にちなむ。

「ZUIENT」で提供されるパスタ(手前)とピアディーナ
 店内では、コーヒーやスイーツのほか、大田市産のホウレンソウなどを麺に加えた自家製のパスタや、イタリアの伝統的な薄焼きのパン「ピアディーナ」、ワインなどアルコール類も提供する。メニューは今後、拡充する方針だ。

 大田市や市観光協会などは石見銀山の来訪客について、滞在時間の延長や観光の「質」の向上を図っているさなか。同じ大森町では、5日にも梅加工場跡に、イタリアンレストラン「ぎんざん」が新規開業しており、相乗効果も期待されている。

 カフェ時代に続いて店長を務める有藤朗さん(43)は「ゆっくりと大森の町並みを楽しんでもらうための拠点となりたい。周囲の店舗とも連携し、にぎわいを生み出していければいい」と意気込んでいる。地産地消の推進を図り、麺を外部へ販売することも検討中という。

2018年1月30日 無断転載禁止