卒業前の3年生 模擬投票 益田高で市議ら出前授業

選挙をテーマにした出前授業で模擬投票をする生徒
 選挙をテーマにした出前授業が31日、益田市七尾町の益田高校であった。市議会が市選挙管理委員会と連携して行う主権者教育の一環。卒業を間近に控えた3年生約170人が市議らの説明や模擬投票を通して、政治や選挙制度への理解を深めた。

 出前授業で河野利文市議(42)は、自治体の首長や議員が選挙で選ばれ、互いをチェックし合う二元代表制や、付託された議案などを審査する議会の常任委員会の仕組みを説明。有権者の投票行動についても触れ、「若い頃に投票する習慣が身に付けば、その後も投票を続けるようになる。自分の意見を反映させるため、ぜひ投票に行ってほしい」と呼び掛けた。

 市選管事務局の川本章司書記は、2016年7月にあった市長選・市議補選の投票率で、10代が30%未満、20代が40%だったことを踏まえ、「若者の投票率が低ければ、待機児童の問題などが有権者の意見として取り入れられなくなるといった悪循環に陥る」と警鐘を鳴らした。

 続いて、生徒たちは用紙を投票箱に入れる模擬投票を体験した。昨秋の衆院選で投票したという大畑瑞照さん(18)は「改めて若者の投票活動は大切だと痛感した」と語った。

 市議会と市選管による主権者教育は15年度から、市内の児童生徒を対象に行っている。

2018年2月1日 無断転載禁止