(106)1964年東京五輪メダル、ブレザー(大田市)

故・岡部幸明さんが1964年の東京五輪で着用したブレザーや獲得した銅メダル
 2020年東京五輪・パラリンピックまで残り約2年半。1964年の前回東京五輪の競泳で銅メダルを獲得し、1月26日に76歳で死去した大田市温泉津町湯里出身の岡部幸明さんのメダル、賞状、入場行進で着用したブレザーなど、五輪ゆかりの貴重な品々が地元の湯里まちづくりセンターで展示されている。

 男子800メートル自由形リレーで、岡部さんはアンカーの大役を果たし、第1泳者を務めた浜田市出身の故・福井誠さんらと同五輪での日本競泳界唯一のメダル獲得に貢献した。

 センター内には、その銅メダルに加えて賞状や、行進の際に着た深紅のブレザー、メダルを首にかけた岡部さんの写真、大会結果を伝える新聞記事などが並ぶ。

 展示が始まったのは昨秋。2020年の東京五輪が迫る中、大田市唯一の五輪メダリストである岡部さんの業績、功績を子どもを含めた地域住民らにあらためて伝えたいと、古くから親交のある瑞泉寺(大田市温泉津町西田)の三明慶輝住職らが大阪府高槻市の岡部さん宅を訪ね、借り受けることについて了承を得た。

 岡部さんが他界したのは、その展示のさなか。川端輝明・同センター長は「予想しなかった突然の訃報だが、展示品を通して郷土の偉人の業績を広く知ってもらいたいという気持ちが、より強まった」と話す。

 見学は平日午前8時半~午後5時。施設外への「出張展示」も実施している。問い合わせは同センター、電話0855(65)3038。

2018年2月1日 無断転載禁止