石見神楽活写 古里に「凱旋」 プロカメラマン河野さん

撮影した石見神楽の写真を披露しながら、地元で初めての個展開催を報告する河野英喜さん(中央)
 浜田市長浜町出身で、東京都を拠点にプロカメラマンとして活躍する河野英喜さん(49)が3月下旬、同市内で初の個展を開く。石見神楽面がテーマの写真展で、昨年末に都内でも好評を博した37点を一堂に並べる。6日は同市殿町の市役所に久保田章市市長を訪ね、「凱旋」への意気込みを示した。  

 河野さんは、広瀬すずさんや大島優子さんといった有名女優の撮影を中心に第一線で活躍。昨年11月に大手カメラメーカーが都内で企画した写真展では、石見神楽をテーマに、迫力ある神楽面や面の制作工程に着目した作品を披露した。

 東京での反響を受け「ぜひふるさとでも」と市に相談し、開催にこぎ着けた。悪狐や般若、須佐之男命(すさのおのみこと)などの面を写した縦約2メートル、横約1・5メートルの大判写真7点のほか、少年時代から親交のある柿田面工房(浜田市熱田町)で柿田勝郎さん(76)と2代目の兼志さん(48)が制作に打ち込む様子を捉えたA2サイズの30点を並べる。

 6日は兼志さんらと市役所を訪問し、これまで撮影した写真を披露しながら個展開催を報告。久保田市長は「神楽の魅力をプロの腕前で写し出していただいた。開催を楽しみにしている」と声を掛けた。

 河野さんは「念願の地元開催を実現できた。普段は見られない面職人の表情と魂を感じてほしい」と話した。

 写真展は3月24日から4月15日まで市世界こども美術館(同市野原町)である。期間中は、河野さんや柿田さんによる講話も計画されている。

2018年2月7日 無断転載禁止