南極観測の意義や 自衛隊の任務学ぶ 浜田東中で出張授業

砕氷艦「しらせ」が運んだ南極の氷に触れる生徒ら
 浜田市下府町の市立浜田東中学校で9日、自衛隊による出張授業があった。海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」(1万2650トン)で南極から運ばれた氷を教室に持ち込み、3年生46人が南極観測や自衛隊の任務を学習した。

 出張授業は自衛隊島根地方協力本部(松江市向島町)が実施した。南極の氷は、保護者で同市宇野町の会社員河上陽子さんが2013年9月、浜田港に「しらせ」が寄港した際に艦長と知り合いになったのが縁で、2年前に後任の艦長から贈られたものを利用した。河上さんは有効活用しようと、自宅の冷凍庫で保管していたという。

 星原一喜広報室長(35)が「地下1千メートルの氷は5万年前の空気が気泡になっている」と特徴を説明した上で、南極観測での「しらせ」の役割について解説した。生徒らは容器に溶かした氷に触れ、耳を近づけて気泡がはじける音を確認した。

 谷田大和さん(15)は「氷にロマンを感じた。いい経験ができた」と満足した様子で話した。

2018年2月10日 無断転載禁止