大山の魅力 歌声に込め 6月に地元児童らミュージカル

劇中歌「みどりの風」の合唱練習に取り組む出演者=鳥取県大山町末長、町役場大山支所
 鳥取県大山町と、米子市淀江町を拠点に活動する「ミュージカル劇団ゆめ」が大山開山1300年祭をミュージカルで盛り上げる。大山の自然や歴史など豊富な魅力を再確認するオリジナルストーリーで、大山町の竹口大紀町長や地元の小学生らが出演予定。6月の本番に向け、練習に励んでいる。

 「みどりの風」と題した作品で、劇団ゆめの黒田昌幸団長が脚本を手掛け、4幕約90分の長編になる。

 物語は大山登山中の小学生が烏天狗(からすてんぐ)の怒りに触れ、1300年前の奈良時代にタイムスリップする場面からスタート。大山寺の開祖・金蓮上人と出会った子どもたちが自然への感謝や、互いに思いやりを持つ大切さを学び、大山への思いを新たにしていく。

 オーディションを通過した大山町内の小学生5人と大人1人を含む約30人が出演し、竹口町長は大山寺にまつられる地蔵菩薩(ぼさつ)役を務める予定。出演者は1月から週に1回程度、米子市内の公民館などを利用して練習に取り組んでいる。

 3日には町内で公開稽古があり、出演者約20人が発声練習を行い、劇の一通りの流れを確認した。黒田団長から「感情を込めて」「自由に森を探索してみよう」と細かな指示が飛ぶ中、子どもたちは笑顔を浮かべながら元気よく声を出していた。

 娘の夕那子さん(9)と親子で出演する同町御来屋の坂田美穂子さん(37)は「演技は初心者なので、とにかく明るく元気に頑張りたい」と意気込んだ。

 6月16、17日に同町赤坂の中山温泉生活想像館わくわくホールで上演する。開演時間未定。

2018年2月14日 無断転載禁止