ポンポン船 製作挑戦 渡津小で江津工業高生が出前授業

出前授業は、ものづくりへの子どもたちの興味を高める狙いで、江津工高が市内小中学校で開いている。この日は建築、機械両科の3年生計6人と総合電気科の2年生4人、教員8人が講師役となり、ポンポン船の製作、間伐材を使ったログハウスの組み立て、アルミ箔(はく)製のスイッチで2個のモーターを動かすリモコンカー製作の3班に分かれて授業を行った。
このうち機械科が担当した班では、児童が、ろうそくの火で水の入った細い銅管を熱し、噴射される水蒸気を動力とするポンポン船作りに挑戦。生徒や教員の指導を受けながら、樹脂製食品容器の船体に部品を取り付け、水を張ったビニールプールに浮かべて走らせた。
渡津小の川瀬由惟(ゆい)さん(12)は「指導のおかげでうまく作れた」と喜び、建築科の田中宏征(ひろゆき)さん(18)は「児童が一生懸命取り組んでくれてうれしかった」と話した。
2018年2月20日 無断転載禁止