輝(き)らりキッズ 夢はプロスノーボーダー

スロープスタイル全日本Jr.で3位

毎週岐阜へ出向き練習

片岡 春海(かたおか はるみ)さん(米子・福生中1年)

スキー場での練習の合間に、一息入れる片岡春海さん=岐阜県郡上市、鷲ケ岳スキー場(片岡敏一さん提供)
 平昌(ピョンチャン)冬季五輪で日本中をわかせたスノーボード競技(きょうぎ)で、プロ選手になろうと、日夜練習に励(はげ)む中学生がいます。米子(よなご)市立福生(ふくいけ)中1年の片岡春海(かたおかはるみ)さん(13)は、昨年3月に岐阜(ぎふ)県郡上(ぐじょう)市で開催(かいさい)された全日本スノーボード選手権(けん)スロープスタイルジュニア男子の部で、3位に入賞しました。今季は大人のアマチュア選手が参加するオープンクラスの大会に出場し、プロ資格(しかく)取得に必要なポイント獲得(かくとく)を目指しています。

 片岡さんが取り組むスロープスタイルは2014年のソチ大会から冬季五輪の正式種目になりました。「キッカー」と呼ばれる大型ジャンプ台2基(き)とレールが設置(せっち)された斜面(しゃめん)を滑(すべ)り降(お)り、ジャンプの際(さい)の姿勢(しせい)など技術(ぎじゅつ)を競(きそ)います。

 小学2年で初めてスノボをはいた片岡さんは、小学5年から本格的(ほんかくてき)に競技に出場し、すぐに頭角(とうかく)を現(あらわ)しました。

コース場のキッカーから飛び出し、回転技を決める片岡春海さん=岐阜県郡上市、鷲ケ岳スキー場(片岡敏一さん提供)
 昨年のジュニア男子の部では、全国の地域(ちいき)大会のトップなど8人と競いました。スノボは複数(ふくすう)回滑ったうち最も高い得点で順位を決めます。片岡さんは1回目に全体のトップとなる83・00点をマーク。2回目で2人の選手に抜(ぬ)かれましたが、1回目の得点が生きて入賞となりました。

 残念ながら山陰(さんいん)両県にはスロープスタイルの本格的な練習施設(しせつ)はありません。毎週金曜日の夜になると、弟の海里(かいり)君(12)=米子市立福生東(ふくいけひがし)小6年=とともに、父親の敏一(としかず)さん(45)の車に乗り、日本で一番設備(せつび)の整った岐阜県の鷲ケ岳(わしがたけ)スキー場へ片道6時間かけて向かいます。

 ジャンプでは、後ろ向きで体を2回転ひねる技(わざ)が得意。今季は前向きのひねりの技術向上や、回転数をさらに増(ふ)やして2回転半のひねりにも挑(いど)んでいます。オープンクラスのポイントランキングで、8位以内に入るのが、プロになる条件(じょうけん)の一つ。「心と体が一つになったときにうまく飛べる」と心掛(が)けながら、朝から夕方まで滑り続けます。

 雪がない期間も練習は休みません。京都府京丹後(きょうたんご)市にある人工芝施設(しばしせつ)に通って腕(うで)を磨(みが)きます。「むしろ夏場にどれだけ一生懸命(けんめい)やるかが大事で、雪の上は夏の成果を披露(ひろう)する場だと思っています」。

 プロになって世界大会や冬季五輪に出場するのが大きな目標です。その先は「大山で教室を開いて指導(しどう)したい」という夢(ゆめ)も抱(いだ)いています。

プロフィル
【好きな教科】 数学
【好きな色】  黒と金
【好きな芸能人(げいのうじん)】宮川大輔(みやがわだいすけ)
【好きな言葉】 最後まであきらめない。

2018年2月21日 無断転載禁止

こども新聞