盲導犬訓練を再現 視覚障害者支える 阿須那小児童と住民参加

児童らの前で、障害物を避けて歩くPR犬のウィティと中村士さん
 視覚障害者への理解を深める人権講演会がこのほど、邑南町阿須那の阿須那公民館であった。阿須那小学校児童と地元住民ら約70人が参加し、日本盲導犬協会島根あさひ訓練センター(浜田市旭町丸原)の職員とPR犬が訓練の様子を再現して盲導犬の役割を伝えた。

 邑南町が2020年東京パラリンピックで、視覚障害者向けスポーツ「ゴールボール」のフィンランド代表の事前合宿招致を目指していることから、阿須那公民館が企画した。

 同センター普及推進部の中村士さんは、PR犬のウィティ(雌、5歳)が曲がり角や障害物の存在をユーザーに伝える様子を実演。笑顔でほめ、頭をなでることで楽しいと認識させることが基本訓練と説明した。

 また、盲導犬が活躍するには、社会が受け入れる態勢が必要と強調。店舗などで受け入れ拒否があることを挙げ、「盲導犬も視覚障害がある人たちの体の一部として受け入れてほしい」と呼び掛けた。

 島根あさひ社会復帰促進センターの大谷真吾・統括矯正処遇官(教育担当)は、受刑者が盲導犬候補の子犬(パピー)を育成するプログラムについて紹介。5、6人で班をつくって子犬1頭の育成に携わっているとし、「日本盲導犬協会の犬を預かっているので、責任を持って取り組んでいる」と述べた。

2018年3月7日 無断転載禁止