「ホーランエンヤ」成功誓う 奉賛会、協賛会が発足

奉賛会と協賛会の設立に感謝を述べる永岡章典宮司(中央)=松江市千鳥町、ホテル一畑
 2019年5月に10年ぶりに開かれる日本三大船神事の一つ、松江城山稲荷(いなり)神社式年神幸祭「ホーランエンヤ」の支援組織となる奉賛会と協賛会が12日、発足した。松江市内で合同設立総会があり、役員ら約140人が成功を誓った。

 ホーランエンヤは、豊作の祈願を起源に370年続く伝統行事。今回から10年間隔の「式年」に戻し、5月18日から9日間開く。

 松江市殿町の城山稲荷神社の神霊を、大橋川や意宇川を経て約10キロ離れた同市東出雲町の阿太加夜神社まで運び、絢爛(けんらん)豪華な船上で舞を披露する壮大な船行列を繰り広げる。PRや警備といった総事業費は約1億8千万円を見込む。

 奉賛会は経済団体や地元企業などで構成し、会長に松江商工会議所の古瀬誠会頭を選出した。神事に関わる費用を募金で支援する。

 松江市を含む協賛会は、発起人の松浦正敬市長が会長を務める。水上警備など船行列の支援をはじめ、櫂(かい)伝馬船の船行列を組む馬潟、矢田、大井、福富、大海崎地区の「五大地」への助成、PRを行う。

 古瀬会頭は「農林水産業にますます光が差し込むよう、粛々かつ盛大に終えられるよう祈る」とあいさつ。松浦市長は「地元はもとより、国内外の多くの方にすばらしいホーランエンヤを披露し、感動を発信したい」と期待を込めた。

 城山稲荷神社の永岡章典宮司は「伝統神事、五大地の文化資産の保存継承に力を合わせたい」と話した。

2018年3月13日 無断転載禁止