閉校式で最高の演奏を 59年の歴史和太鼓練習励む 益田・西南中

校史を締めくくる和太鼓演奏を披露しようと、練習に励む西南中学校の生徒(前列)
 2017年度末で閉校となる益田市上黒谷町の市立西南中学校で18日に開かれる閉校式で、卒業する3年生4人を含む全校生徒5人が和太鼓演奏を披露する。生徒はかねて、同市在住の太鼓奏者今福優さん(61)から手ほどきを受けており、59年にわたる校史の節目を力強い演奏で締めくくろうと、練習に励んでいる。

 西南中は同市南西部の二条地区にあり、1959年5月に二条、美濃の2中学校が統合して開校した。ピーク時の62年度には355人が在籍したが、少子化や過疎化で生徒数の減少が続き、18年度に、同校の北東約9キロに位置する中西中学校(益田市白上町、生徒数58人)と統合する。

 今福さんの教室は、地元在住のプロ太鼓奏者から直接指導を受けることで、生徒の地域への誇りを育もうと、10年ほど前から始まった取り組み。毎年10回程度、今福さんが西南中を訪れ、生徒が市内の小中学校の音楽会などで練習成果を披露してきた。

 今回の演奏は、地元住民でつくる閉校記念事業実行委員会が企画。閉校式後に、詰め掛けた住民や来賓ら約300人を前に、生徒5人のほか、今福さんに教わった09~16年度の卒業生10人、西南中で勤務経験のある教員5人が加わり、計20人で太鼓を打つ。

 初の合同練習が11日、会場となる同校体育館であり、全校生徒と大人11人が参加。今福さんから曲の流れについて指導を受け、額に汗を浮かべながら、2時間ほどばちを振るった。3年の豊田麻桜さん(15)は「太鼓を打つのはとても楽しかった。市長さんを感動させたい、というのが生徒の目標。最後の思い出づくりに頑張りたい」とほほ笑んだ。

 同校では15日に卒業式、16日に修了式がある。

2018年3月14日 無断転載禁止