樹木医など12人 「市子桜」剪定 浜田・旧今市小学校

高所作業車に乗り、のこぎりで枝を切る参加者
 旧今市小学校(島根県浜田市旭町今市)に伝わってきた「市子桜(いちこざくら)」の剪定(せんてい)作業がこのほど、同校であった。石央森林組合の職員や樹木医など12人が参加し、地元住民らが思いを込めて受け継いできた桜の手入れを行い、春の開花を願った。

 市子桜は、約60年前に町内の女性が若くして亡くした娘を思い、旧今市小に寄贈したソメイヨシノ。2008年に児童が手入れをする活動を始めるなど、地域で親しまれている。

 参加者は高所作業車やはしごを使って、風の影響で折れた枝のほか、テングス病の影響でほうき状になった枝を、枝切りばさみやのこぎりを使って取り除いた。また、枯れて花を咲かすことができなくなった1本の木を伐採した。

 約10年間、作業に携わっている樹木医の浅浦徹さん(49)=浜田市田橋町=は「若い枝が少なく、病気もあるが、しっかり手入れをして、桜が残ってくれればうれしい」と話した。

2018年3月15日 無断転載禁止