外国人初の甲子園審判 スジーワさん津和野高校球児と交流

野球をテーマに話すスジーワ・ウィジャヤナーヤカさん
 2015年の春の高校野球甲子園大会で外国人初の審判員を務めた、スリランカ出身のスジーワ・ウィジャヤナーヤカさん(34)=大分市在住=がこのほど、津和野町後田の津和野高校を訪れ、同校野球部員と野球への思いを語り合った。

 スジーワさんは高校3年の時、スリランカで野球を教えていた日本人の青年海外協力隊員に出会ったことから日本に関心を持ち、06年に立命館アジア太平洋大(大分県別府市)へ入学。知人に誘われて審判講習会に参加したのを機に、09年から審判として本格的に活動を始めた。

 今回は、スリランカとプロ野球・広島東洋カープの交流に携わった経験を持つ同校の魅力化コーディネーターの内谷愛さん(36)が仲を取り持ち、交流会が実現した。

 部員21人からの質問にスジーワさんが答える形式で進行。「日本の野球ですごいと思うところは?」という問いには「相手投手にも『お願いします』と言うのは素晴らしい。この日本の野球精神を世界に広めてほしい」とたたえた。

 また、部員から実際に判定する際の身ぶりを求められると、本番さながらの迫力ある声を響かせた。

 主将で2年の平川真都さん(17)は「自分たちが勝つことだけ考えるのではなく、試合を相手との交流の場として捉えるように意識したい」と話した。

2018年3月16日 無断転載禁止