女子ログ 育児のご褒美

 昨年末、第2子となる男の子を出産した。第1子と同様に不妊治療を経て授かった待望の命。予定日を11日すぎても生まれず、最終的には胎児の心拍が低下してしまい、緊急帝王切開となった。

 産後2週間の入院は想像以上につらかった。点滴や注射も多く、子宮収縮や傷口の痛みで眠れない日もあった。帝王切開への偏見はいまだに多く「陣痛を経験しなくて済むから楽」「麻酔が効いてるから痛くない」と考える人もおられるが、経膣(けいちつ)分娩(ぶんべん)とはまた違った痛みが伴う。

 それに退院後は心身の状態が不安定の中で3時間おきの授乳に加え、長男の育児、家事。私は授乳に激痛が伴うため、その度に歯を食いしばり、人知れず痛みと戦い、耐えている。

 出産や育児は十人十色。その人にしかわからない苦労や孤独感がある。たまには「頑張ってるね、大変だったね」と言ってほしい時もある。でもそんな機会はなかなかないもので…最高のご褒美はやっぱり、一番そばにある「子供たちの笑顔」。この笑顔が母たちの心を癒やし、嫌なことや不安をも消しさるすごいパワーをもっている。ぎゅっと子供を抱きしめるだけで心がほどけていく。

 この笑顔を守っていく責任が大人たちにはある。家族や周りの人に助けてもらいながら、いとしい子供たちと共に成長していきたいと思う。(島根県奥出雲町・えちご)

2018年3月17日 無断転載禁止