石見銀山 たんけん隊 <26時間目>完

 先生とさとる、しおりと一緒(いっしょ)に学んできた「おしえて 石見(いわみ)銀山たんけん隊(たい)」は今日が最後の授業(じゅぎょう)です。1年間でたくさんのことを勉強してきました。3人とこれまでを振(ふ)り返り、世界に誇(ほこ)れる銀山の未来について考えていきましょう。

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銀山の魅力伝えていきたい

 先生 石見銀山遺跡(いせき)のことを1年間勉強してきたけれど、どんなことが印象(いんしょう)に残っているかな。

 さとる 僕(ぼく)は銀山の発見をきっかけに、日本とヨーロッパとの交流が始まったことに驚(おどろ)いたよ。

 しおり 鉄砲(てっぽう)やキリスト教の伝来といった、教科書に出てくる出来事が、銀山と深くつながっていたなんてね。

 さとる 石見銀山をはじめとする日本の銀山から世界を動かすほどの銀が産出していたんだもんね。

 しおり 私はその銀が小さな間歩(まぶ)から掘(ほ)り出されていたことにびっくりしたわ。

 さとる それだけ高品質(こうひんしつ)で大量の銀が仙ノ山(せんのやま)の地下に集まっていたんだね。

 しおり 龍源寺(りゅうげんじ)間歩でノミの跡(あと)を見ると、昔の人の息づかいまで聞こえてきそうな気がしたの。

 さとる 何気ない平らな土地も、人が住んでいた跡だって知ると、見方が変わってきたよ。

 しおり まるで遺跡全体がタイムカプセルで保存(ほぞん)されているように感じたわ。

 さとる しかも、それが自然やそこに住む人たちの暮(く)らしと一体となっていたよね。

 しおり 地元の人たちが大切にしてきたからこそ、世界遺産の登録(とうろく)が実現(じつげん)したということがわかったわ。

 先生 これから2人はどんなことを学んでいきたいかな。

 しおり 私はもっと世界遺産について知りたいわ。そこに世界中の人たちと仲良くするためのヒントがある気がするの。

 さとる 僕は石見銀山の歴史に興味(きょうみ)があるな。それで銀山の魅力(みりょく)をたくさんの人に伝えたいんだ。

 先生 これからもみんなで勉強していきましょう。

 さとるしおり は~い。これからの銀山はわたしたちが守っていかないといけないね。

・石見銀山資料館(しりょうかん)学芸員・藤原雄高(ふじはらゆたか)

=おわり=

2018年3月21日 無断転載禁止

こども新聞