美又温泉 にぎわいを 住民や学生 取り組み発表

特産の黒米を使った染め物体験ツアーのプランを提案する上代美帆さん
 温泉街に往時のにぎわいを取り戻そうと、住民組織などが活性化に力を入れている浜田市金城町追原の美又温泉で22日、取り組みの成果発表会があった。地元住民グループや県立大の学生が、特産の黒米を活用した加工品の商品化や体験ツアー開発などのアイデアを披露し、参加者約100人が振興策に知恵を絞った。

 県立大総合政策学部3年の上代美帆さん(21)は、黒米を使った染め物体験のツアーを提案。「女性向けの体験ツアーやグッズ販売の売り上げ自体は小さいかもしれないが、温泉街の盛り上げにもつながる」と強調し、2018年度中に商品化を目指すとした。

 地元住民グループは、黒大豆や黒米の生産加工の状況を報告し、黒大豆納豆などの試食会も開いた。

 14年から同市の活性化プロモーション業務を受託する空間コーディネーターの石村由起子さん=奈良市=の講演もあり、美又温泉の顧客層を「広島と近隣地域に住む40代以上の夫婦連れ」、コンセプトを「じっくり温泉と食事を満喫できる温泉街」と設定。おもてなしの意識向上が重要と説いた。

 成果発表会は、住民らで組織する美又湯気の里づくり委員会(小西修二会長)と美又温泉旅館組合(横田雪生組合長)が共催した。

2018年3月23日 無断転載禁止