広島・国交省中国整備局 「石見どんちっち応援隊」職員ら設立

パネル展で来場者に石見神楽の魅力を紹介する花本俊浩さん(左端)
 国土交通省中国地方整備局(広島市)で勤務する県西部出身の職員らが「石見どんちっち応援隊」を設立した。県西部の石見地方で山陰自動車道の整備が進んでいることを踏まえ、イベントで地域の魅力をPRしたり、観光の専門家を招いた自主的な勉強会を開いたりして、広島の地で故郷の知名度アップに力を注いでいる。

 2016年12月に全通した浜田・三隅道路など、同省が管轄する石見地方の山陰自動車道の整備が進み、広島県からアクセスしやすくなっていることから、同局総務部の花本俊浩人事計画官(55)=浜田市出身=らがこのほど、同隊の設立を計画。20~50代までの職員19人が集まり、花本さんが隊長に就任した。

 隊員たちの所属部署は、総務部、企画部、港湾空港部などさまざまだが、共通するのは、自身や家族の出身地であることなど石見地方と何らかの関係を持っていること。隊員たちは全員、名刺の裏側に、ツツジの名所として知られる三隅公園(浜田市)や、唐音水仙公園(益田市)などの写真を印刷。名刺交換を通して魅力を発信している。

 ほかにも、旅行会社の社員や経済団体の関係者らを講師に招いた勉強会を開催。今後も石見地方の観光情報の発信の仕方を学ぶことにしている。また、同整備局などが広島市内のショッピングセンターで今月中旬に開いた、石見地方の高速道路の整備状況や観光資源を紹介するパネル展で説明役を買って出るなど、職場での業務に加えて、隊員としての仕事も積極的にこなしている。

 総務部会計課課長補佐の稲崎孝始さん(50)=益田市出身=は「同じ島根県でも、石見地方は出雲地方と比べて露出が少ない。知られていない魅力を隊員たちが協力して発信していきたい」と意気込み、花本さんは「山陰自動車道の整備に合わせて、石見地方の発展につながる取り組みを続けていきたい」と話した。

2018年3月24日 無断転載禁止