来年の卒業証書楽しみ 浜田 ・三隅小5年生 原料コウゾ植樹

石州和紙の原料となるコウゾの苗木を植え付ける三隅小学校の児童
 浜田市三隅町の伝統工芸品・石州和紙製の卒業証書を手作りしている同町古市場の三隅小学校でこのほど、和紙の原料となるコウゾの苗木の植え付け作業があった。同校の5年生33人が、晴れ舞台で受け取る証書の素材となる大切な苗木の成長を願い、作業に励んだ。

 同校では毎年1月ごろ、卒業を控えた児童が近くの石州和紙会館で紙すき作業を行い、自分の証書用の紙を作っている。植え付け作業は、ふるさとの誇る伝統工芸品への関心を深め、次世代への継承につなげようと市三隅支所が企画した。

 児童は同町井野で栽培を手がける酒井清美さん(80)の手ほどきを受け、目印として立てたコウゾの枝のそばにくわを使って穴を掘った。続いて肥料を入れ、慎重な手つきで長さ約30センチの苗木を植え付けた。

 苗木は1年ほどで約2メートルに成長し、12月ごろに収穫するという。初めて苗木に触ったという山本莉子さん(11)は「立派な卒業証書が作れるように、大きく育ってほしい。成長を観察するのが楽しみ」と笑顔で話した。

2018年3月25日 無断転載禁止