女子ログ 人をつなぐ列車

 昨年の初夏に運行が始まった豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」。1、2度偶然見かけたくらいで接点は特になかったが先日、「今日は瑞風が来るよ」と聞き、益田駅まで見に行った。

 駅のホームには小さい男の子とそのお母さん、着物を着た2人組のご婦人、別の列車を待つサラリーマン、瑞風の撮影に来たいわゆる「撮り鉄」、そして石見神楽の「オロチ」やゆるキャラ「オロチくん」、「益田餅つき音頭」の法被を着た方などいろんな人が集まっていた。

 いざ瑞風が来ると、手を振ったり写真を撮ったり、オロチは煙を吹いたり…瑞風の乗客と我々の交流の時間はあっという間に過ぎていった。

 私も、奇麗に磨かれたグラスが並ぶ食堂車に見とれ、乗客の方々がうれしそうにこちらに手を振り、写真を撮る姿に「乗客もホームもすることは同じだな」と面白く感じているうちに、豪華寝台列車は東へ向けて出発していった。

 静かになったホームでは、知り合いでもないのにそこに居合わせた人々の間に、和やかな雰囲気が漂っていたように思う。

 乗客にとっていい思い出になると同時に、見に来た私にもすてきな思い出となった。列車はただの輸送手段じゃないな、と思う出来事だった。

(益田市・チャッキー)

2018年3月27日 無断転載禁止