県高文連新聞専門部 新聞作成コンクール 学校の枠超え技術磨く

出雲工高3科の実習取材

出雲工高電気科で取材する県高校新聞部の部員たち
 島根県内の高校新聞部は、年間2回行われる「新聞作成コンクール」を通して、他校の新聞部員とともに新聞作成の技術を磨いています。現在、県内の高校で新聞部がある学校は7校。普段はそれぞれの学校でパソコンを使って新聞を作っていますが、この研修の時には学校の枠を超えた混成班で協力しあい、手書きで交流新聞を作成します。本年度の「第2回新聞作成コンクール」は昨年12月15日、16日の両日、県立出雲工業高校(出雲市上塩冶町)で行われました。参加校は安来高校、松江北高校、松江南高校、出雲高校、出雲工業高校、大田高校の6校でした。

 今回の新聞作成コンクールでは、出雲工業高校を取材しました。はじめに同校の伊藤篤校長から「出雲工業高校は島根を愛し、未来を切り拓(ひら)いていく生徒の育成を使命とし、地域を支える人材を育てている」という話を聞きました。

 同校は昨年度、実習棟などを含む新校舎が完成し、充実した新しい設備の下、機械科、建築科、電気科、電子機械科の4科の生徒が、それぞれに専門的な知識や技術を身に付けています。今回取材したのは建築科、電気科、電子機械科の実習の様子と実習棟の設備です。

出雲工高建築科の実習の様子を取材する県高校新聞部の部員たち
 建築科3年生の卒業設計は、一人一人がオリジナルの建築を考え、設計や模型の製作を行っていました。電気科3年の課題研究は班ごとで行われ、ドローンの製作や校内の電気工事など、さまざまな課題に取り組んでいました。

 電子機械科の実習では、普通科高校にはない専門的な設備を使っての実習を見学することができました。出工生は自分たちが取り組んでいる課題について説明し、新聞部員の質問にも丁寧に答えてくれました。

 また、実習棟の機械や風力発電、太陽光発電のほか、全国大会にも出場しているロボット競技などについても、担当の先生方に説明していただき、多くの発見や驚きに満ちた取材となりました。自分たちで課題を見つけて何かを作り出している出工生の姿勢に、感銘を受けたという新聞部員の感想もありました。

 これらの取材の成果は交流新聞にまとめました。どの班もメンバー同士で話し合い協力する様子が見られました。完成した新聞はいずれも素晴らしい出来で、新聞部員たちの技量を感じさせてくれるものでした。


学校新聞より

▼安来高▼

ゲレンデに笑顔と熱気~大山で1年生宿泊スキー研修~

深まった団結力や絆

大山で行われた安来高校1年生のスキー研修
 2月8日~9日にかけて、安来高校1年生が参加して大山スキー研修が実施された。研修では12の班に分かれ、インストラクターの方にスキーの基本的な滑り方やコツなど多くのことを教わった。

 今年は研修直前に訪れた大寒波による大雪に見舞われ、大山の天候も心配されたが、研修中はこの上ない好天に恵まれ、絶好のスキー日和となった。ゲレンデには太陽の光が差し込み、滑っていると暑さを感じるほどだった。夜には厳しい寒さが山を覆ったが、ナイタースキーも予定通り実施され、全体の約7割もの生徒が参加した。

 研修を振り返り、遠藤玲那さんは「普段使わない筋肉を使ったので疲れた。宿泊研修だったので、今まであまり話したことのない人とも話すことができて良かった」と笑顔で語った。また、安達ひまりさんは「最初は滑れなかったけど、インストラクターの方の指導のおかげでうまく滑れるようになった。疲れたけど、いろいろなことを学ぶことができた。またスキーをしてみたい」と少し疲れた様子で話した。

 この研修はスキー技術の習得だけではなく、学年の団結力や絆をより深めるなど、とても有意義なものとなった。今後もさまざまな行事があるが、この研修で培ったことを生かして活動していきたい。(今林 亜美)

 ※安来高新聞第216号(2018年2月20日発行)より


▼出雲高▼

広い視野と深い探究心~SSH・SGH研究成果発表会~

あふれる斬新な発想

課題研究の成果を発表する出雲高生
 2月9日(金)、出雲高校(出雲市今市町)の体育館でSSH(文部科学省指定スーパーサイエンスハイスクール)・SGH(同スーパーグローバルハイスクール)研究成果発表会が行われた。

 今回で5回目の開催となるこの発表会は、日頃の課題研究の成果を地域に還元し、自分たちの学習活動の振り返りを行うことを目的として、毎年この時期に行われている。この日は1、2年生全員が半年間に及ぶ課題研究の成果を発表し、質疑応答を通して思考を深めた。

 全体会では、2年生の代表グループがステージ発表を行った。このうち「貝殻焼成物の蛍光特性」について研究を行った、2年理数科物質化学班の宮崎琉斗さんは「スライドを簡潔で分かりやすくまとめることができた。英語での発表は少し緊張したが、メンバーと協力して何とか良い発表をすることができた」と満足げだった。

 このほかにも、海外研修やサイエンスキャンプ研修の報告が行われ、世界の最先端の研究や教育施設等について全員で情報を共有することができた。

 午後からは全てのグループによるポスター発表が行われた。他のグループの発表を聞いた1年生の大國光さんは「どの班も分かりやすく、独自の考えや斬新な発想があった。2年では研究の内容をより深め、地元島根の発展につなげたい」と意欲をにじませた。

 今回の発表会では、1、2年生が互いの発表を聞くことを通して、今年度の研究活動の総まとめを行うことができた。1年生は上級生の発表を参考に、次年度以降の課題研究にうまくつなげてほしい。(山田  心)

 ※鷹の澤新聞281号(2月15日発行)より

2018年3月27日 無断転載禁止

こども新聞