輝(き)らりキッズ 目指すは囲碁プロ棋士

村川律斗4段(益田小3年)

  井山七冠にあこがれ

    市の十傑戦で準優勝

プロ棋士を目指し、練習に打ち込む村川律斗君=益田市本町、益田小学校
 プロ棋士(きし)になる夢(ゆめ)を持ち、囲碁(いご)の技術(ぎじゅつ)を熱心に学んでいる小学生が益田(ますだ)市内にいます。同市立益田小学校3年、村川律斗(むらかわりつと)君(9)です。幼稚園(ようちえん)の年中から打ち始め、今では4段(だん)の腕前(うでまえ)です。国民栄誉賞(えいよしょう)を受けたプロ棋士・井山裕太(いやまゆうた)七冠(かん)にあこがれており、「いつかは井山さんのように強くなりたい」と、日々碁盤(ごばん)に向かっています。

 松江(まつえ)市内の幼稚園に通っていたときに、父の威臣(たけおみ)さん(42)から囲碁を教わりました。初めは五目並(ごもくなら)べでした。年長児から本格的(ほんかくてき)に始め、市内の碁会所に通い、教本を参考にしながら腕を磨(みが)きました。「人を負かすのが楽しい」と素直(すなお)に囲碁の魅力(みりょく)を話します。

 威臣さんの転勤(てんきん)で移(うつ)った益田市では、益田小2年生の5月から、日本棋院益田支部(しぶ)が開く教室に通っています。現在(げんざい)は金曜日の夕方に、同市須子(すこ)町の市総合福祉(そうごうふくし)センターで、子どもたち7、8人とともに学び、土曜日の午前中は同市元町(もとまち)の市民学習センターで、大人たちに交じって、対局しています。

 対局中は相手の置いた石を見詰(つ)め、じっくり考えて石を置き、対局後は大人たちから「その手は良かったね」と言葉を掛(か)けられ、囲碁の奥(おく)深さを感じ取っています。

通っている囲碁教室で、大人たちからアドバイスを受ける村川律斗君=益田市元町、市民学習センター
 主に理論(りろん)を指導(しどう)している同支部副幹事長(ふくかんじちょう)の三原洋二(みはらようじ)さんは「2年生の時は初段だったが、既(すで)に2段ぐらいの実力はあった。今は、大人と交じって打っても、よい勝負をする」と上達の早さに驚(おどろ)いています。

 威臣さんは「最初は、集中力をつけさせようと教えた。今は、家で詰め碁の問題を解(と)いたり、棋譜(きふ)並べをしたりと熱心だ。一生楽しめる趣味(しゅみ)ができて良かったと思う」と話します。

 昨年は文部科学大臣杯(はい)少年少女囲碁大会全国大会に進むなどめきめき力をつけ、12月16、17日には岡山(おかやま)県倉敷(くらしき)市であったくらしき吉備真備(きびのまきび)杯こども棋聖(きせい)戦に初めて出場。予選は2勝1敗で惜(お)しくも決勝トーナメント進出を逃(のが)しましたが、翌日(よくじつ)のフリー対局では全勝。この一年の成績から、律斗君は今年1月に、4段になりました。

 益田市の囲碁三大大会の一つで、1月21日にあった市囲碁十傑(じっけつ)戦では、初めて準優勝(じゅんゆうしょう)に輝(かがや)き、調子を上げています。

 律斗君は「さらに強くなって、攻(せ)めが強い井山さんのようなプロ棋士になりたい」と話しています。

プロフィル

【好きな食べ物】ラーメン

【好きな教科】体育

【好きな色】 緑色

【好きな棋士】井山裕太さん

2018年3月28日 無断転載禁止

こども新聞