ワサビ花芽 摘み取って 益田でしょうゆ漬け体験

ワサビの花芽を摘み取る参加者
 島根県益田市匹見町特産のワサビの花芽でしょうゆ漬けを作る体験会が31日、同町紙祖のワサビ田などであった。市内外から参加した30人が、春に伸びるワサビの花芽を丁寧に摘み取り、地元住民直伝のしょうゆ漬け作りを楽しんだ。

 参加者は、生産農家・斎藤佐登志さん(80)の渓流式のワサビ田で収穫を体験した。「引っ張って抜き取るのではなく、花から10センチほどのところを摘み取って」などと指導を受け、ワサビを踏まないようにゆっくりと移動しながら作業し、約30分で5キロ分を摘み取った。

 収穫した花芽を近くの簡易宿泊施設に持ち帰り、地元住民らに作り方を教わりながら、しょうゆ漬け作りに挑戦。作業が終わると、ワサビを使ったうずめ飯などの料理も出され、辛みの後に甘みが広がり、粘りが強いのが特長の「匹見わさび」を味わった。

 仕込んだしょうゆ漬けは参加者のお土産となり、広島県福山市から訪れた小掠広志さん(27)は「普段できない貴重な体験ができた。しょうゆ漬けの出来栄えがとても楽しみ」と笑顔で話した。

 体験会は、官民でつくるひきみ田舎体験推進協議会が地域の魅力を発信しようと毎年開いている。

2018年4月1日 無断転載禁止