青に染まる庁舎 邑南・自閉症啓発デーで

暗闇に青く浮かび上がった邑南町役場
 国連が定める世界自閉症啓発デーの2日、島根県邑南町矢上の町役場本庁舎が啓発のシンボルカラーとなる青色に初めてライトアップされた。廃止になったJR三江線の宇都井駅(邑南町宇都井)を、3月31日まで照らしていた投光器を活用。同駅を発光ダイオード(LED)で彩った「INAKA(イナカ)イルミ」のような光景が、8日までの日没から午後10時の間に出現する。

 青色は、自閉症や発達障害への理解を深めるシンボルカラー。同町は、地上20メートルにある同駅ホームの橋脚を照らすため、廃線までの約2週間に使用された青色LEDに着目した。イルミイベントに協力するLEDメーカー・トリコン(同町中野)に依頼し、壁面を青く染め上げる照明17基を設置した。

 2020年東京パラリンピックで、同町は視覚障害者スポーツ「ゴールボール」フィンランド代表の事前合宿招致を目指すことから、障害者に対する町民の理解は不可欠と判断。職員の発案で初めて実施したライトアップに、町福祉課の沖幹雄課長は「町民が障害について関心を持ち、理解を深めるきっかけにしてほしい」と願った。

2018年4月4日 無断転載禁止