300名山踏破挑む田中さん 園児と触れ合い英気養う 江津

子どもたちと触れ合う田中陽希さん(中央)
 日本300名山の踏破に挑んでいるプロアドベンチャーレーサー、田中陽希(ようき)さん(34)が6日、島根県江津市浅利町のあさりこども園(相山慈園長)を訪れた。無邪気な子どもたちと昼食を食べるなどして触れ合った田中さんは、過酷な旅の途中で英気を養った様子だった。

 田中さんは今年の元旦に鹿児島県・屋久島を出発し、1年半以上かけて北海道・利尻島までの300名山を登る旅を続けている。徒歩やスキー、シーカヤックなどで、総移動距離約1万2千キロを全て人力で踏破する壮大なチャレンジで、島根県内では大田市の三瓶山に登る予定。その途中、同園の知人の招きで訪問した。

 Tシャツに「たなかようき」の名札を付けた田中さんは、園児と弁当を食べた後、紙芝居を読み、昼寝の時間は子どもを寝かしつけるなど、保育士の仕事を疑似体験。丸刈りの自らの頭に吸盤を付けるゲームを提案すると、園児は歓声を上げて喜んだ。

 田中さんは「子どもたちの感性は多様で、面白い。多くの園児と接する保育士さんの大変さも分かり、いい勉強になった」と話した。

 山口朝輝ちゃん(5)は「山に登る人に会えてうれしかったし、楽しかった」と笑顔だった。

2018年4月7日 無断転載禁止