鳥獣被害対策で中四国農政局長賞 二条里づくりの会(益田)栄誉

情報通信技術を活用して自作したサルの捕獲わなを確かめるメンバーたち
 情報通信技術(ICT)を活用した捕獲のわなを導入するなどして鳥獣被害対策を推進したとして、益田市の自治組織「二条里づくりの会」が、中国四国地域鳥獣被害対策優良活動表彰で中国四国農政局長賞を受賞した。有害鳥獣防除隊捕獲班による「防除」に向けた先駆的な取り組みが評価された。

 二条里づくりの会は、上黒谷、桂平、黒周、柏原、愛栄の二条地区5町で構成し、「くらし」「なりわい」「ひと」の3部門で、地域の生活を支えている。鳥獣害対策は「くらし」部門が担っている。

 同地区では、箱わなを使ったサルの捕獲をしていたが、効率が悪かったため、ICTを活用し、監視カメラで常時、遠隔地にあるわなの状況を確認できる大型の箱わなを自作した。

 他にも、クマなどの目撃情報を地理情報システムに反映して共有できるようにし、パトロールの負担を軽減するシステムを運用したり、電気柵などの防護柵を設置したりして効果を上げている。

 同会の品川勝典会長(77)ら5人がこのほど、同市常盤町の市役所を訪れ、山本浩章市長に受賞や活動状況を報告。品川会長は「鳥獣害対策への住民の意識が変わってきたことが何よりも良いことだった」などと活動を振り返り、「高齢化が進む地域だが、今後も取り組みを進め、暮らしやすい地区を目指す」と意気込んだ。

2018年4月10日 無断転載禁止