ローカルアーティスト

 松江発のバンドOfficial髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)が山陰中央テレビで9日に始まったドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌を歌っている。新進アーティストが担うのは「月9」の愛称で親しまれるフジテレビ月曜夜9時からの同ドラマ枠では初めてという▼島根大と松江高専の学生らで2012年に結成した4人組。風変わりな名前は「ひげの似合う年齢になっても音楽を続けたい」との思いから付けられた。過去に大ヒットした月9主題歌は多く、16年に東京に拠点を移したバンドの飛躍に期待が高まる▼都会を目指すバンドもいれば、地元に根差すグループもいる。その一つが女性2人組kotonoha(コトノハ)だ。「しまねっこのうた」を歌い、ローカル番組やイベント出演を重ねた。3月で10年間の活動に終止符を打ったのは残念だが、ローカルアーティストとして多くのファンに愛された▼「安来のおじ」こと、ノグチアツシさんも地域に根差したアーティスト。出雲弁丸出しのとぼけたキャラクターと正統派フォークシンガーの”二刀流”で人気を集めてきた▼その彼は昨年11月、1970年代から活動を続けるフォークグループ「猫」の正式メンバーになった。優れた音楽性が認められてのことで、全国レベルで活躍するローカルアーティストのモデルになりそうだ▼かつて音楽をやるには、都会に出て大手事務所に所属して…といった道筋しかないように思えたが、今は違う。山陰のアーティストたちがさまざまな可能性を示してくれる。(輔)

2018年4月11日 無断転載禁止