江津山野草愛好会 会長しのぶ作品展 故人の熱意伝える

安井隆会長が丹精込めて世話した山野草を並べる会員ら
 石見地域の山野草愛好家でつくる「江津山野草愛好会」(9人)のメンバーが、今年1月、88歳で病気で亡くなった同会の安井隆会長をしのぶ山野草展を14日から2日間、島根県江津市敬川町の山陰植木鉢センターで開く。安井会長が生前に丹精込めて世話した作品を含む約110点を並べ、山野草の魅力発信に尽力してきた故人の熱意を伝える。

 安井会長は約25年前、同市内の山野草愛好家数人に呼びかけて同会を結成。会員たちから「先生」と親しまれ、同センターでの春、夏、秋計3回(昨年は2回)の展示会のほか、毎月、会員対象に勉強会を開いて、植え替え方法や土の調合方法を伝えてきた。

 今冬は会長の訃報に加え、副会長の体調も悪化。新会長が決まらず、今春の展示会開催が危ぶまれたが、「山野草を愛した先生のためにも」との思いで会員たちが団結して準備を進め、例年通りの開催にこぎ着けた。

 直径5センチほどの白い花を付けたヤマシャクヤクや市内ではめったに見られない独花蘭(どっからん)など、安井会長が手入れしてきた18点を中心に展示。小ぶりで愛らしい花が特徴的な一才(いっさい)サクラやヒカゲツツジといった会員たちの作品も並べ、即売コーナーも設ける。

 会員の佐々木久子さん(71)=浜田市長沢町=は「先生のおかげで趣味を通じた仲間ができた。これからも先生の遺志を継いで活動を続け、山野草の奥深さを多くの方に伝えていきたい」と意気込んだ。

 入場無料。開場時間は午前9時から午後5時までで、15日は午後4時まで。

2018年4月13日 無断転載禁止