「ストライダー」普及推進 自転車ファン 園児広がれ 益田

ストライダーの普及を目指す講習会で乗車体験を楽しむ園児たち
 自転車競技を通して地域活性化を図る島根県益田市のNPO法人「益田市・町おこしの会」(吉村修理事長)が市内の園児を対象に、足で地面を蹴って進む自転車タイプの幼児用遊具「ストライダー」の普及を進めている。市が2020年東京五輪・パラリンピック自転車ロードレースの事前合宿誘致に取り組んでいるのを受け、機運盛り上げにつなげようと発案。講習会開催や遊具貸し出しを通して園児の興味を引き出している。

 同NPOは、2012年からサイクリングイベント「益田INAKA(イナカ)ライド」を市内で開くなど、自転車を切り口にした交流人口の拡大に注力している。ストライダーの普及は、子どもたちに幼少期から二輪車に親しんでもらい、市内の自転車愛好者の裾野を広げ、市の誘致活動への関心も高めるのが目的。市の補助を受け、ストライダー10台を購入した。

 園児向けの講習会をこのほど、市内の幼稚園などで開催。同市元町の市民学習センターでは、緑ヶ丘保育所(益田市高津8丁目)、若葉保育園(同市横田町)の園児約30人が参加した。

 バイクトライアル競技で世界チャンピオンに輝いた経歴を持つ有薗啓剛さん(39)が講師を務め、地面を蹴って進み、両足で踏ん張って止まるストライダーの乗り方を説明。「前をよく見て、周りの音に注意して、ぶつからないよう走ろう」と呼び掛けた。

 園児は色とりどりのヘルメットを着用し、仮設コースを熱心に周回。若葉保育園の年長児の黒谷空雅ちゃん(6)は「走り、曲がり、止まるところ、全部が楽しかった。また乗ってみたい」と笑顔で話した。

 同NPOは、ストライダーを市内の幼稚園や保育園に貸し出し、園庭などで活用してもらっており、吉村理事長(59)は「バランス感覚を養うことができ、体幹を鍛えられる。正しい乗り方を会得してほしい」と普及を望んだ。

2018年4月17日 無断転載禁止