女子ログ 風化させない

 島根県西部で大きな地震が発生した。山陰での大きな地震は2016年10月21日に震度6弱を観測した鳥取県中部地震以来だ。あのときは、私の住む鳥取市でも激しい揺れと余震で本当に怖い思いをした。

 地震直後の中部地区は、屋根瓦が崩れ落ち、あちこちの屋根がブルーシートで覆われた。当時は県内外からボランティアも立ち上がり、業者と共にブルーシートを覆う作業が行われた。

 県外からやって来た悪質な業者に高額な料金を請求された被災者もいたと聞くが、地元業者などの誠心誠意の作業によって復興が急ピッチで進められ、今ではほとんどブルーシートを見なくなった。ただ、ゼロではない。

 先日、私は私用で地震被害があった地区に出掛けた。そこにはまだブルーシートがかかったままの古い民家があった。どうやら空き家のようだ。この民家だけ地震の日のままで、それを見て私は地震のことは忘れてはいけないと思った。幸いにも、亡くなった人はいなかったが、風化させてはいけないと。

 復興に向けて行政と業者、ボランティアが一丸となり、苦難を乗り越えたことは本当に素晴らしいことだと思う。地震を教訓とし、日々の備えなど、私たちはできることをしたい。

 島根県西部の地震を受けて改めて思った。

(鳥取市・DJレイ)

2018年4月17日 無断転載禁止