「げんき地蔵」地域に愛され20年、松江

げんき地蔵に手を合わせる施設利用者
 松江市西法吉町の特別養護老人ホーム・うぐいす苑にあるガッツポーズをした菩薩(ぼさつ)「げんき地蔵」が建立20年を迎え、記念式典を開いた。「施設を象徴するシンボルにしたい」と住民からの寄付を活用した。20年がたった今も、施設利用者や通り掛かった住民が手を合わせて拝む姿が見られ、地域に愛される存在となっている。

 げんき地蔵は高さ約1メートル、重さ約200キロ。右手は拳を力強く握りしめ、左手に法吉地区に昔から住むウグイスを持っている。

 げんき地蔵が立つ場所には、かつて顔が崩れた古い地蔵があった。手を合わせる人がいることを知り、施設を運営する社会福祉法人みずうみの岩本久人会長(75)が新しい地蔵の設置を提案。彫刻家清水洋一さん(68)=安来市下坂田町=に制作を依頼し、利用者や地区住民ら約100人の協力を得て1997年4月に設置した。

 「元気をくれる存在。これからもお参りを続け、100歳まで健康でいたい」と相好を崩すのは、近くのケアハウス「はなうみ苑」(松江市西法吉町)利用者の袖本奏さん(84)。多くの施設利用者に親しまれ、子どもたちの遊び場にもなっているという。

 このほど、式典を開催して節目を祝った。岩本会長は「みずうみのシンボルとして今後も大切にしたい」と、地域住民と施設利用者がふれ合う場として活用する考えを示した。

2018年4月17日 無断転載禁止