郷田小児童 ロボカップ3位 センサー、動力に工夫

3位入賞した自作のロボットを手入れする尾前勝心君(左)と製作を指導した村川立美センター長
 19歳以下の子どもたちが製作した自律型ロボットの競技会「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2018」で、江津市の小学生チームが3位に入賞した。センサーや動力、プログラミングに工夫を凝らし、サッカー形式のゲームで、全国各地の予選を突破した強豪を撃破した。児童の創造性を伸ばそうと、製作を支援した地元住民も快挙を喜んでいる。          

 児童は、郷田小学校(江津市江津町)6年の尾前勝心(まさし)君(11)と5年生の男子の計2人。

 競技会は、ロボット工学や人工知能(AI)技術の発展を目的に一般社団法人ロボカップジュニア・ジャパンなどが主催して3月31、4月1の両日に和歌山市内であり、江津チームは「サッカー・ビギナーズ」部門に出場した。

 専用フィールド(縦約1・8メートル、横約1・2メートル)で前後半それぞれ10分間、1チーム2台ずつの自律型ロボットが、色分けされたゴールに入れた得点を競うルールで、ロボットが判別できるように、赤外線を発光するボールを使用した。

 江津チームの2人は、江津市江津町の郷田地域コミュニティ交流センター(村川立美センター長)が運営する放課後子供教室で、住民の指導を受けながらロボットを完成させた。

 方位やボールの位置を検知するセンサーを搭載し、検出した情報などを基に、自作のプログラムで前後左右に動くほか、規定重量の中で部品の軽量化を図って乾電池の数を増やし、モーターの駆動力を上げるなど性能を高めたロボットを駆使し、トーナメント戦などを勝ち抜いて、32チーム中見事3位に入った。

 半年間かけてプログラミング作りやハンダごての基盤取り付けなどに取り組んだ尾前君は「住民の方にセンサーのことなど教えてもらい、完成した。将来的にはロボットを作る技術者になりたい」と夢を膨らませた。村川センター長(68)は「今回の経験が、将来役立てばよい」と目を細めた。

2018年4月21日 無断転載禁止