輝(き)らりキッズ プログラミング甲子園 中学生2位の快挙

スモウルビー・プログラミング甲子園決勝大会 高校生以下

 中学生2位の快挙 「来年こそ日本一」

   161個人・団体参加予選は1位通過

     楫 珠雄馬(かじ しゅうま)さん(大田一中3年)

第3回スモウルビー・プログラミング甲子園決勝大会の賞状を手に笑顔を見せる楫珠雄馬さん=大田市大田町、大田第一中学校
 全国の高校生以下の個人(こじん)・団体(だんたい)がコンピューターのプログラミング技術(ぎじゅつ)を競(きそ)う「第3回スモウルビー・プログラミング甲子園(こうしえん)決勝大会」で、準優勝(じゅんゆうしょう)を果(は)たした中学生が大田(おおだ)市内にいます。大田第一中学校(大田市大田町)3年の楫珠雄馬(かじしゅうま)さん(14)です。高校生や高等専門(せんもん)学校の生徒・学生が出場者のほとんどを占(し)める大会で中学生が2位に入るのは、快挙(かいきょ)と言える好成績(こうせいせき)でした。

 プログラミングとは、自分が思うような動きをコンピューターがしてくれるよう、させたいことを順番にパソコンなどで書いて、指示(しじ)をする作業。スモウルビーは、松江発のプログラミング言語「Ruby(ルビー)」の初心者版(ばん)です。

 楫さんは、高校時代に情報処理(じょうほうしょり)を学んだ母親から、パソコンなどのゲームも全てプログラミングに基(もと)づいて動くことを教わり、小学校高学年の頃(ころ)から興味(きょうみ)を持ったといいます。島根県西部の子どもたちを対象としたプログラミング教室の「いわみプログラミング少年団」が去年の夏、大田市内に開講(かいこう)すると、すぐに通い始めました。

 楫さんが2年生で出場した大会には、全国161の個人・団体が参加しました。子どもたちが事前に作成した人工知能(ちのう)(AI(エーアイ))のプログラムで、ゲームのキャラクターを自動操縦(そうじゅう)し、画面内の盤上(ばんじょう)を移動(いどう)させながら、加点されるアイテムを取ったり、障害物(しょうがいぶつ)を避(さ)けたりしてゴールを目指し、得点を競う仕組みです。

 今回が初出場だった楫さんは、1月の予選をトップで通過(つうか)し、3月に松江(まつえ)市の「くにびきメッセ」であった決勝大会に挑(いど)みました。中学生が予選で1位になるのは初めてだったといい、楫さんも「驚(おどろ)いた」とこの時を振(ふ)り返って話します。

通っているプログラミング教室で高田清秀代表(左)の指導を受ける楫珠雄馬さん(中)=大田市大田町、あすてらす
 本番前は、通っている教室の高田清秀(たかたきよひで)代表と相談しながら、プログラミングの内容(ないよう)を改良しました。決勝大会は選手同士、1対1の対戦形式で、爆弾(ばくだん)を置くなどして相手が操縦するキャラクターの動きを邪魔(じゃま)する作戦も必要となるなど、より複雑(ふくざつ)な指示をしておかないと、なかなか勝ち上がれないからです。

 当日は「だいたい自分が考えていたような操作(そうさ)ができた」と手応(てごた)えも感じましたが、残念ながら決勝戦で負けてしまいました。

 それでも「少し悔(くや)しいけど、初めて出た大会で全国2位になれたことは喜んでいいと思う」と笑顔(えがお)で話してくれました。

 来年こそは日本一を目指すと決めた楫さん。ソフトテニス部の練習と並行(へいこう)して教室に通い続けながら、プログラミングの勉強をより一層(いっそう)、頑張(がんば)るつもりです。


プロフィル

【趣味(しゅみ)】 ゲーム
【好きな教科】 数学
【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】 プログラマー
【尊敬(そんけい)する人】 まつもと ゆきひろさん
             (プログラミング言語「Ruby」開発者)

2018年4月25日 無断転載禁止

こども新聞