輝(き)らりキッズ なぎなた 西日本一の実力

3月 小学校高学年の部で優勝

 8月の全日本Vへ闘志

  土田 花奏(つちだ かなで)さん(出雲・中部小6年)

第35回若獅子旗なぎなた大会の優勝カップを手に、決意を新たにする土田花奏さん=出雲市斐川町直江
 なぎなたの試合競技(きょうぎ)で、西日本一の実力者が島根県にいます。斐(ひ)川(かわ)なぎなたスポーツ少年団(だん)の土(つち)田(だ)花(か)奏(なで)さん(11)=出(いず)雲(も)市立中部(ちゅうぶ)小学校6年=は、確(かく)実(じつ)性(せい)のある打ち込(こ)みと巧(たく)みな駆(か)け引きで、3月に福(ふく)岡(おか)市で開かれた西日本大会「第35回若(わか)獅(じ)子(し)旗(き)大会」小学校高学年の部で優勝(ゆうしょう)しました。現(げん)在(ざい)は、今夏に開かれる全国大会での優勝を目指し、練習を重ねています。

 なぎなたには、防(ぼう)具(ぐ)を身に着けて、1対1で面(めん)や胴(どう)など決められた部位を正(せい)確(かく)に素(す)早(ばや)く打ち込(こ)む「試合競技」と、防具を着けずに2人一組で指定された形を行う「演(えん)技(ぎ)競技」の二つがあります。剣(けん)道(どう)や柔道(じゅうどう)と並(なら)ぶ、日本の代表的な武(ぶ)道(どう)の一つです。

 土田さんは、小学校2年生の時に幼(おさな)なじみに誘(さそ)われてなぎなたを始めました。「防具がかっこよかった」と最初の印象を話します。練習を重ね「どんどん打つのが楽しくなっていった」。次(し)第(だい)に実力もつき、4年生の秋には中国大会で優勝を果(は)たしました。指(し)導(どう)する同スポ少の橋(はし)垣(がき)糸(いと)監(かん)督(とく)(46)は「勝負(しょうぶ)勘(かん)がすごい。相手の動きをよく見て攻(せ)めている」と戦いぶりを評(ひょう)します。

 そんな土田さんが悔(くや)し涙(なみだ)を流したのが昨年の6月でした。島根県選(せん)手(しゅ)権(けん)の決勝戦で同い年のライバル・寺(てら)本(もと)春(はる)葉(は)さん(松(まつ)江(え)市立法(ほっ)吉(き)小学校6年)に敗北。「本気で練習しなきゃ」。

得意とする面の練習に打ち込む土田花奏さん(左)=出雲市斐川町直江
 一つ一つの技(わざ)を確実に決められるように意(い)識(しき)しながら限(かぎ)られた練習時間を大切に取り組みました。今年3月の西日本大会の前には国体などの国内大会のみならず世界大会でも活(かつ)躍(やく)する、なぎなた島根勢(ぜい)の多くの先(せん)輩(ぱい)からの指導も受けました。

 重ねた努力から「絶(ぜっ)対(たい)優勝する」と、手(て)応(ごた)えをもって臨(のぞ)んだ西日本大会で、その成果が表れました。初戦こそ緊張(きんちょう)したものの、身につけた自信をもとに平常(へいじょう)心(しん)で戦いました。約160センチの身長を生かした得意の面を武(ぶ)器(き)に勝ち上がり、宣言通りの優勝をつかみ取りました。「思わずガッツポーズが出た。すごいうれしかった」と喜びを振(ふ)り返ります。

 西日本大会以(い)降(こう)「優勝」という大きな実(じっ)績(せき)が心の支(ささ)えになり、練習にもさらに自信をもって取り組めるようになりました。現在は、6月の島根県選手権でライバルに昨年の借りを返し、8月の「全日本少年少女武道錬(れん)成(せい)大会」(日本武道館・東京都)で優勝する姿(すがた)を思い描(えが)き、闘(とう)志(し)を燃(も)やしています。


プロフィル
【趣味(しゅみ)】 動くこと。スポーツ
【得意な教科】 体育
【好きな食べ物】 すし
【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】 美容師(びようし)
【好きな言葉】 努力

2018年5月9日 無断転載禁止

こども新聞