女子ログ 教えてもらう感謝

 春休みに母の一周忌に合わせて娘たちが帰省した。まだ学生の身分ではあるが、実家を出てアパート暮らしも4年目と6年目。さすがに大人になったと感じる場面も多くなった。離れていると寂しくもあるが、久しぶりに会い、心も身体も自立に向かっているんだなと実感している。

 現代社会の仕組みを教えてくれたり、娘たちの学ぶ専門分野の話を聞いたり、それより何より、娘たちが励まし、慰め、褒めてくれる。誰に認められるより、自分が育てた子どもに褒められるのはこの上なく励みになるものだ。

 娘たちが帰った翌日の新聞の「今日の運勢」に「負うた子に浅瀬を教えられる。素直に感謝」とあった。感慨に浸っているところであっただけに見られているのかとこの言葉にヒヤッ。そうか。「老いては子に従え」というのはこのことか。知らず知らずに自分の経験で物を言い、相手の価値観や考えを否定してしまっているかもしれない。

 もちろん、わが子ばかりでなく、年下や若い人たちにも言葉を選び、感謝を口にできる大人になろう。

 「子育て」は半分以上終わったが、人として「育てる・育てられる」ことは永遠かもしれない。かわいらしいおばあちゃんになる準備が始まった。

(浜田市・風田凪子)

2018年5月11日 無断転載禁止