ジオパーク情報発信拠点 ビジターセンター開設 松江

オープンした松江ビジターセンターで加賀の潜戸などの写真に見入る来場者=松江市島根町加賀
 貴重な地形や歴史を楽しむ日本ジオパークに認定された「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」の情報発信拠点となる「松江ビジターセンター」が13日、松江市島根町加賀のマリンプラザしまねにオープンした。大規模な地殻変動や海底火山の活動を伝えるパネル写真に来場者が見入った。

 ジオパークは、珍しい連結汽水湖である宍道湖・中海や、河川の長さに比べて平野が大きい出雲平野を抱える松江、出雲両市を範囲とする。1600万年前の海底火山活動を示す美保関の島「沖の御前」に残るコトシロヌシがタイ釣りをしたとの伝説など、地形にまつわる歴史も味わえるのがジオパークの魅力だ。

 センターは、プラザ2階の約200平方メートルを活用。島根半島や出雲平野の成り立ちを国引き神話を交えながら紹介するパネルを展示するほか、長さ12メートル、高さ3メートルにわたって日御碕や立久恵峡などの写真が並ぶ壁面を設けた。玄武岩などの岩石や、化石も展示する。入場無料。

 同日の開所式でジオパーク推進協議会の松浦正敬会長(松江市長)は「ガイドの養成や、民泊、特産品の開発を進め、日本海側に観光客を呼べるよう仕掛けていきたい」と述べた。

 島根大学3年の萩谷昇平さん(21)は「ジオパークがいよいよ始まるんだなと感じた。加賀の潜戸の遊覧船に乗って実際に地形を見てみたい」と話した。

2018年5月14日 無断転載禁止