輝(き)らりキッズ 石に興味「宝石の表」作成

石の先生になるのが夢

 大学教授から学び調べる

  山本 輝親(てるちか)君(邑南・日貫小4年)

タケノコ掘りに行った竹林で落ちていた石を観察する山本輝親君=島根県邑南町日貫
 いつも登下校する道を見(み)渡(わた)すと、石が落ちていることに気付くと思います。大きさや色はさまざまで、面(おも)白(しろ)い形をした石に出会うこともあります。

 その石に興味(きょうみ)を持ち、1人で勉強しているのが山本輝(てる)親(ちか)君(9)=島根県邑(おお)南(なん)町立日(ひ)貫(ぬい)小学校4年=です。低学年の時、家近くの川で潜(もぐ)っていると、穴(あな)が開(あ)いた不(ふ)思(し)議(ぎ)な石を見つけました。石に興味を持ったのはこの時で、「お母さんに石の本を買ってもらい、ずっと見ていた。めのうは知っていたけど、アメシストは知らなかった」。知(ち)識(しき)はほとんどありませんでした。

 本には多くの石が載(の)っていました。「色が似(に)ていても名前が違(ちが)うので、何でだろうと思った」。石の数ほど興味と疑(ぎ)問(もん)は増(ふ)えていき、日貫小の先生たちも山本君の質(しつ)問(もん)に答えるのが難(むずか)しくなるほどでした。

 その疑問を解(かい)決(けつ)してくれたのが松(まつ)江(え)市の島根大学大学院教育学研究科の松(まつ)本(もと)一(いち)郎(ろう)教授(きょうじゅ)(52)でした。岩石に詳(くわ)しい松本教授は、2016年度から定期的に日貫小で理科の授業をしています。山本君は松本教授に質問して、分からないことを教えてもらいました。「松本先生は何でも知っているから師匠(ししょう)みたいな存(そん)在(ざい)」と頼(たよ)りにします。

 3年生の時、学校の図書館を担(たん)当(とう)していた先生から、石をたくさんもらいました。「これを調べてごらんと言われた」。石が好きな山本君のために先生が用意してくれました。

もらった石を調べて作り上げた「宝石の表」を手にする山本輝親君=島根県邑南町日貫、日貫小学校
 本などで調べたところ、ドッグティースアメジスト▽ヘマタイト▽めのう▽方(ほう)ソーダ石▽アラゴナイト▽モスアゲート▽グリーンアベンチュリン▽トパーズ▽水晶(すいしょう)-の9種類で、宝(ほう)石(せき)に分類されることが分かりました。

 それぞれの石について、名前▽イラスト▽調べたこと▽感じたこと▽出典(しゅってん)-をまとめました。ドッグティースアメジストでは、調べたことで「アメシストより濃(こ)い色」、感じたことは「美しいぶどうのような感じの色」と書きました。表を松本教授に確(かく)認(にん)してもらうと、石の名称(めいしょう)はすべて合っていました。「何年かかってもいいから、全部の宝石を表にしたい」と張(は)り切ります。

 山本君には大きな目標があります。「松本先生みたいになって、将来(しょうらい)は島根大で石の先生になりたい」と夢(ゆめ)をふくらませます。


プロフィル
【好きな教科】算数、理科
【好きなスポーツ】サッカー
【好きな色】青色
【好きな石】方ソーダ石

2018年5月30日 無断転載禁止

こども新聞