夜の雪舟庭園幻想的 益田・万福寺でライトアップ

ライトアップされた万福寺庭園を鑑賞する来場者
 室町時代に画聖・雪舟が築いたとされる雪舟庭園の夜間鑑賞会がこのほど、益田市東町の古刹(こさつ)・万福寺(神一紀道(こうかずとしみち)住職)であり、来場者約100人が、ライトアップされた名園の幻想的な雰囲気を楽しんだ。

 時宗寺院である同寺の本堂は国の重要文化財、庭園は国史跡・名勝に指定され、心字池(しんじいけ)と石組みが特徴的な庭園は仏教の世界観を表現しているとされる。

 夜間鑑賞会は同寺が、趣のある庭園の魅力を広く知ってもらおうと1999年から毎年開いており20回目。庭園に面した庫裏で地元の熊谷雅楽映(うたひろ)社中のメンバー8人が琴や尺八を合奏した。

 室内の蛍光灯のかさに半紙を張り、光量を落として庭園を目立たせる演出も行った。来場者は、照明で石組みや新緑が浮かび上がった庭園を眺め、抹茶を味わい、写真に収めていた。

 益田市昭和町の会社員森畑慶子さん(34)は「ライトアップされた庭園を見て穏やかな気持ちになった。演奏も場の雰囲気によく合っていた」とほほ笑んだ。

2018年6月3日 無断転載禁止