赤ちゃん抱っこ かわいいね 江津東小で「登校日」 命の大切さ実感

保護者(左)に見守られながら、赤ちゃんをあやす児童
 児童の「生きる力」を育もうと、江津東小学校(江津市後地町)で5日、「赤ちゃん登校日」授業が開かれた。5年生17人が、生後間もない赤ちゃんや保護者と触れ合いながら、人を思いやる心や命の大切さを学んだ。

 授業は児童の人間力を養おうと市が2009年度から実施。今回は地元の保護者19人が生後4カ月前後の赤ちゃんを連れて参加した。児童は保護者から日常生活の様子や子どもを大切に思う気持ちを聞いた後、赤ちゃんを抱いたり、絵本を読み聞かせたりした。

 赤ちゃんを初めておんぶしたという森田琳乃助君(10)は「小さな子を世話していると、命の大切さがよく分かった」と実感を込めた。生後3カ月の娘と参加した同市二宮町の松浦未央さん(35)は「10年後のわが子と接しているようだった。コミュニケーションの勉強になった」と語った。

 授業は、従業員の子育て支援や職場における人間関係構築の参考にしようと、地場企業の関係者ら約30人が参観。児童や保護者のやり取りを見ながら、新たな気付きを得ていた。

 赤ちゃん登校日の考案者で、講師として参加した元鳥取大医学部准教授の高塚人志氏は「人生は一度きりしかない。大人も子どももどう生きていくかを考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

2018年6月7日 無断転載禁止