松江シティ J1と互角 自信に サッカー天皇杯

J1のV・ファーレン長崎と互角に渡り合った松江シティFC。FW西村光司(左)らがゴールに向かう気持ちを前面に出して戦った=長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場
昇格へ期待膨らむ

 サッカーの第98回天皇杯全日本選手権2回戦(6日)で、島根県代表の松江シティFC(中国リーグ)がJ1のV・ファーレン長崎をあと一歩のところまで追い込んだ。気迫あふれるプレーを展開し延長戦の末、1-2で敗れたが、同点弾を決めたMF宮内寛斗は「(J相手でも)通用する」と手応えをつかみ取った。

 松江シティが所属する社会人リーグ「地域リーグ」から、カテゴリーで四つ上の相手。目標とする「2020年までのJ3参入」に向け、今季の日本フットボールリーグ(JFL)昇格決定が必須だ。長崎戦は現在の力を測る絶好の舞台となった。

 前後半を終えて双方無得点。延長前半に先制されたが、同後半に追い付く粘りを見せ、長崎の高木琢也監督は「松江の方がアグレッシブなプレーをしていた。いいところをつくらせてもらえなかった」と舌を巻いた。

 観客にも勝利への執念は伝わった。現地で応援した松江市西川津町の会社員、野坂秀和さん(43)は「しびれる展開だった。自分たちのサッカーができていた」と絶賛。昇格へは「昨年以上に可能性を感じる」と期待した。

 格上相手との激闘に松江シティの田中孝司監督は「ボールを動かしている時はほとんど主導権を握れた」と評価。JFL、J3を見据え、自信と弾みをつけた一戦となった。

2018年6月8日 無断転載禁止