輝(き)らりキッズ 学童野球引っ張る女子主将

JAカップ 3年連続出場へ意欲

 ナインに率先し声掛け

  保名 彩果(やすな あやか)さん(邑智小6年)

主将としてチームをけん引する保名彩果さん=島根県美郷町久保、同町ふれあい広場野球場
 島根県美(み)郷(さと)町に、キャプテンとして野球チームを引っ張(ぱ)る女子小学生がいます。邑(おお)智(ち)スパローズの保(やす)名(な)彩(あや)果(か)さん(12)=邑智小学校6年生=です。目標に掲(かか)げる夏のJAカップ県学童軟(なん)式(しき)野球選(せん)手(しゅ)権(けん)大会出場に向け、メンバーと一(いっ)緒(しょ)に練習に励(はげ)んでいます。

 野球を始めたきっかけは、2年生の時に参加したチームの体験会でした。三つ年上のお兄さんが所(しょ)属(ぞく)していたこともあり、両親と一緒に足を運びました。体験会では、ボールを投げてもらって打つトスバッティングなどに挑戦(ちょうせん)しました。「バットにボールが当たってうれしかった」と野球の楽しさを実感し、「すぐに『入りたい』と両親にお願いした」と言います。

 邑智スパローズは1976年結成の学童野球チームで、JAカップは昨年に2年連続4度目の出場を果(は)たしました。現(げん)在(ざい)は小学1~6年生計22人が所属し、毎週3回、地元在住(ざいじゅう)の勝(かつ)部(べ)祐(ゆう)樹(き)監(かん)督(とく)(40)から指(し)導(どう)を受けています。

 保名さんにとって記念すべき初試合は2年生の時でした。リードして迎(むか)えた最終回の守(しゅ)備(び)。2死の場面から二塁(るい)手(しゅ)として出場し、転(ころ)がってきた球(たま)を一塁に送球してアウトを取りました。自分のプレーで勝利が決まったのがうれしかったと振(ふ)り返ります。

 3年生の秋からレギュラーになり、現在は主に、5番・ファーストで試合に出場しています。勝部監督は「大(おお)舞(ぶ)台(たい)でも力を発(はっ)揮(き)するハートの強い選手」と頼(たよ)りにしています。

勝部祐樹監督(右端)から指導を受ける保名彩果さん(左から2人目)ら邑智スパローズのメンバー=島根県美郷町久保、同町ふれあい広場野球場
 昨年の新チーム始動に合わせてキャプテンになりました。「ヒットを打てば、みんなが喜んでくれる。キャプテンが打てば、なおさら。チームに流れも引き寄(よ)せられる」と使命感を口にします。「負けていたり、失点したりしてみんなが落ち込(こ)んでいる時には、率(そっ)先(せん)して声を掛(か)けるようにしている」と続けました。

 選手としての向上心も人一倍で、「試合に負けたら課題を見つけ、克(こく)服(ふく)できるように頑(がん)張(ば)っている」と話します。時折行うという自主練習では、バドミントンの羽根を打つなどして打(だ)撃力(げきりょく)を強化しています。タイミングを計り、バットの芯(しん)で打つのがポイントで、「試合でたくさんヒットを打ちたい」と話しました。

 勝部監督は「プレーでも態(たい)度(ど)でも他の選手を引っ張ってほしい」と期待しています。保名さんは「長打力をつけてチームに貢(こう)献(けん)したい。3年連続のJAカップ出場を果たしたい」と意気込んでいます。


プロフィル
【好きな科目】図工
【好きな食べ物】から揚(あ)げ
【趣味(しゅみ)】食べること
【好きな歌手】西野カナ

2018年6月13日 無断転載禁止

こども新聞