仕事みてある記 車やロボット模型 より良い作品追求

「だれが見ても『すごい』と言ってもらえる作品を作りたい」と話す持田佳邦さん=松江市上東川津町
プロフィニッシャー

 持田 佳邦(もちだ よしくに)さん

    (松江市上東川津町)

 プロフィニッシャーとは、プロの模(も)型(けい)作家のことで、「プロモデラー」とも呼(よ)ばれます。持(もち)田(だ)佳(よし)邦(くに)さん(39)=松(まつ)江(え)市上東(かみひがし)川(かわ)津(つ)町=は、プロになって10年。山(さん)陰(いん)地方で数人しかいないプロの一人で、「お客さんに満足してもらえ、だれが見ても『すごい』と言ってもらえる物を作りたい」と、自(じ)宅(たく)で製(せい)作(さく)に取り組んでいます。

 プロには、市(し)販(はん)のプラモデルを精(せい)巧(こう)に組み立てて塗(と)装(そう)するだけでなく、金(きん)属(ぞく)や樹(じゅ)脂(し)などで部品を一から手作りし完成させる人、模型雑(ざっ)誌(し)に自分の作品と記事を載(の)せ原(げん)稿(こう)料(りょう)を得る人もいます。模型も飛行機や自動車に船、鉄道、ロボット、建物などいろいろです。

 プロになるには、模型会社や専(せん)門(もん)学校に入って技術(ぎじゅつ)を学ぶ方法と、プロの工(こう)房(ぼう)や自分で技術を磨(みが)き独(どく)立(りつ)する道があります。

 持田さんは2級建(けん)築(ちく)士(し)の資(し)格(かく)を持ち、プロになる前は住(じゅう)宅(たく)建(けん)築(ちく)会社に勤(つと)めていましたが、少年時代に市内の模型店で出会った自動車模型作家の「やるなら若いうちに」というアドバイスもあり、転(てん)向(こう)しました。

 最初のころ作っていたのは、本物のような質(しつ)感(かん)があるレーシングカーでしたが、8年前からは人気アニメのガンダムを中心に製作。作品は主にインターネットで販(はん)売(ばい)しています。

 模型作りは、どれだけ評価(ひょうか)を得られるかが大事。品(ひん)質(しつ)の高さが求められる手仕事なので、持田さんがひと月に作るのは2点くらいです。「大量生産された市販品との違(ちが)いを出し、より良い物を作るのに苦労します」と持田さん。「思い通りのものができると楽しくなり、もっといい物を作りたいという気持ちになります」と、仕事の魅(み)力(りょく)を話しました。


★メッセージ

 何でも作ったり、挑戦(ちょうせん)したりするのがいいですね。自分が模型作りの仕事をやれるようになったのも、人との出会いがあったからです。今は何でも職業(しょくぎょう)になる、多様化の時代。いろいろなものに挑戦し、出会い、好きなことを見つけてほしいですね。減(へ)っている模型愛好者も増(ふ)えてくれたらうれしいです。

2018年6月13日 無断転載禁止

こども新聞