里見女流王位 防衛ならず 四冠に後退

対局後の感想戦で盤上を見つめる里見香奈前女流王位=徳島市寺島本町西1丁目、JRホテルクレメント徳島
 将棋の女流タイトルの一つ、第29期女流王位戦5番勝負の第4局が13日、徳島市で指され、里見香奈女流王位(26)=島根県出雲市出身、女流五冠=が、挑戦者の渡部愛女流二段(24)に139手で敗れ、通算成績1勝3敗となって女流王位のタイトルを失った。

 4連覇を目指す後手の里見女流王位は、角道を開けて飛車を5筋に振る得意の戦法を採用、渡部女流二段は急戦志向で対した。一時は里見女流王位の優勢と見られたが、53分の長考の末に疑問手を出して形勢不明になると、相手に好手を指され、終盤一気に寄せられた。

 里見前女流王位は通算5期で得られるクイーン王位の称号を逃し、女流四冠(女流王将、倉敷藤花、女流王座、女流名人)に後退した。2014年5月のマイナビ女子オープン(女王)以来のタイトル戦敗退となった。

2018年6月14日 無断転載禁止